2007年04月30日

5月1日17時が入札申し込み最終日。急げ!

ネットで話題になったので、
ご存知の人も多いと思う。

北海道の小樽道税事務所が押収したフィギアが公売に出されていて、
マニアに人気らしい。

公売されている物件の一覧はこちら(YAHOO!)。

私には、価値がまったくわからないが、
マニアには、よだれ、じゅるじゅるモノのフィギアらしい。

公売されているフィギアには、着せ替えOKのフィギアも、あります。
びみょー。

このフィギアをゲットした人って、部屋で一人で着せ替えしちゃうのでしょうか?
それとも、箱を開けてしまうと、
価値が落ちてしまうから、
着せ替えを想像して、楽しむのか?

ディープな世界です

しかし、インターネット公売って、とっても良い仕組みだと思います。
今回は、
「フィギアって、インターネットで公売したら、いいかも!」ってひらめいた小樽道税事務所職員のひらめきの勝利です

こんなに人気になるなら、
税を滞納していた後志管内の玩具販売業者は、
自分でネットオークションに出品していたら、
滞納していた道税を支払えたかもしれません

  

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2007年04月28日

加ト吉の会計不正に関して

最近のブログのパターンは、
週の前半は、がんばって更新するが、
水曜日ぐらいには、更新をあきらめるというパターンが続いています

昨日で、ようやく2月決算会社の決算と申告がほぼ終了。
今週末の3連休で、
そのほかのいろいろご迷惑をおかけしている仕事を一気に処理します。

関係各位の皆さん、申し訳ございません。
もうしばらくお待ちください。

さて、先週それほど話題にはならなかったですが、
会計不正の問題がありました。

加ト吉

http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070422p101.htm

この読売新聞によると、
東証・大証1部上場の冷凍食品大手「加ト吉」(本社・香川県観音寺市)グループで、
同社が設置した外部調査委員会が、調査報告書を提出。

この調査報告書によると、
2006年までの6年間に総額数百億円にのぼる循環取引があり、
売上高が水増しされ、粉飾決算の疑いもあるそうだ。
(というか、確実に、粉飾決算です

売上を増やす不正な手法は、きわめて単純。

加ト吉と連結子会社「加ト吉水産」(同)のほか、
取引先だった香川県の貿易会社など数社の間で、
冷凍クリや健康食品を伝票上で売買したそうだ。

もちろん、在庫の商品は倉庫に保管されたままで、移動はない

一時期、IT関係企業で、実体のない伝票操作だけで、
関係した各社が売上を計上して、
粉飾決算をしていた。

そんなわけで、企業会計基準委員会からも、
収益計上基準等を明確化する取り扱いが公表された。

http://www.asb.or.jp/html/documents/docs/soft/

同じような話が商社系・メーカー系でも、出てきたという感じです。

加ト吉といえば、香川県が本社で、
地元に貢献する優良企業という印象で、
経済誌等でも絶賛していましたが、
これで、ブランドイメージダウンです

ちなみに、
加ト吉の監査法人はというと、
18年3月期までは、
中央青山監査法人

こちらも、「また中央青山監査法人か」ということで、
まったく話題になりません。

ただし、以下の読売新聞の記事を見ると、
子会社の印鑑を偽造したりといったような周到な手口が使われていたようです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070423i307.htm?from=main3

そうすると、
監査法人にはわからないというのが、
現場の正直な感想です

しかし、上記のように売上伝票があるのに、
在庫が動いていないことを理由に、
「監査法人は、発見できなかったのか?」
という、疑問の声があるのは、当然でしょう

今週から、3月決算の数字の公表が本格的に始まりました。

数字に対する注目が非常に高まっているので、
そのプレッシャーと誘惑に負けると、
会計不正に手を染めるようです。

しかし、会計不正は、必ず破綻してばれてしまい、
関係した取締役さんには、悲惨な人生が待っているというのが、
一般的です

でも、わかっていても、会計不正をやっちゃう人や会社があるというのも事実です

  
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2007年04月24日

お客様の株式譲渡に関するお知らせ

当事務所のお客様で、
私が取締役をしているServision株式会社とKDDI株式会社との間で、
株式譲渡契約が締結されたことを発表するニュースがリリースされたので、
ご報告します。

Servision社の発表:
KDDI社の発表:

Servision社は、KDDI社に株式を譲渡することにより、
KDDIという絶大な信頼感のあるブランドを得ることによって、
より一層成長のスピードを早め、
お客様に価値のあるサービスを提供することを選択しました。

ずっと交渉を続けていた山瀬社長、お疲れ様でした。
せめて、今晩ぐらいは、ゆっくり休んでください。

なお、私は、山瀬社長の強力なお勧めにより、
約3年前にこのブログを書き始めました。  
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2007年04月23日

芸能人の税金ネタ第3弾:森繁久弥さん

最近の傾向ですが、
ブログネタをゲットしてから、
アップするまで、時間がかかっています。

この記事も正確には、先週20日(金)の話です。

俳優の森繁久弥さんが、ご自身の所得税の申告の問題で、東京国税局と争い、東京地裁は20日、森繁さんの請求をほぼ認める判決を言い渡したそうです(日本経済新聞)。

この記事の内容からだけ、判断すると、
1・森繁さんが、ある会社の連帯保証をしていた
2・ところが、この会社は、債務超過状態で、返済能力がない
3・したがって、連帯保証人たる森繁さんがお金の返済義務を負った
4・その返済義務を履行するために、森繁さんは、個人で所有する不動産を売却
5・この売却した不動産が売却益が生じた
6・不動産の売却益に対する所得税等の税金を支払わないといけない

そして、この不動産の売却益に対する税金で、
国税局と裁判所で争ったということのようです。

この不動産の売却による譲渡所得を
国税局は、
不動産の譲渡所得=不動産の売却金額−不動産の取得時の金額

で、計算をしたと思います。

これは、きわめて、ふつーな妥当な計算式です。

一方、森繁さんは、推測ですが、
不動産の譲渡所得=不動産の売却金額−不動産の取得時の金額−連帯保証をした金額

で、計算したのではないでしょうか?

連帯保証をした金額を差し引いたのは、
1・売却した不動産に、連帯保証に関する担保権が設定されていた(推測です)
2・この連帯保証をしてあげた会社は、債務超過なので、将来的に連帯保証をしてあげた金額の返済をしてもらうのは、不可能と判断できる

からでしょうか。

しかし、私が森繁さんのこの件の申告を担当していた場合、
連帯債務をしていた金額を差し引いて、譲渡所得をけいさんしたかというと、
差し引かなかったと思います。

なぜなら、一般的ではないからです

実際に、国税局とは争いになっていて、
東京地裁の前は、国税審判所でも争っています。

森繁さんと一緒に裁判で国税局で戦っている
税理士・弁護士さんに拍手です

なお、本日のブログの内容は、金井の推測に基づき書かれており、
内容の正確性は一切の責任は負いません。

  
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2007年04月21日

芸能人の税金ネタ第2弾:競馬編

最近は、ブログネタをゲットしても、
きちんとアップできなくて、
やや時間がたってますが、ご容赦を

さて、2007年4月15日に実施されたGIレース皐月賞で、
爆笑問題の田中裕二さんが、見事、万馬券を的中(YAHOOニュース)。
なんとゲットしたお金は、797万8000円と、びっくりな金額

この競馬で得たお金は、
「所得税法」によると、「一時所得」ということになります。

つまり、競馬で大金をゲットすると、
確定申告をしないといけません

確定申告をする際には、
一時所得=総収入金額−その収入を得るために支出した金額−50万円の特別控除
をして、一時所得の計算を確定させます。

さらに、確定申告の際には、
一時所得の金額の2分の1が、他の所得と加算されます。

つまり、爆笑問題の田中さんの場合、
ゲットした797万8千円から、この当たり馬券の購入代金4万3千円を引いて、
さらに50万円を差し引いた金額の7,435,000円が、
一時所得となります。

そして、確定申告をする際には、
一時所得7,435,000円の半分3,717,500円が
出演料や原稿料等に加算され、税金計算が行われるというわけです。

しかし、常識的に考えると、
競馬で大金をゲットした人が、
確定申告をするということは、非現実的な話です。

「ありえない〜

爆笑問題の田中さんの場合は、有名人だし、
番組や連載で、大当たりしたことが世間にわかってしまい、
納税することになりそうです。

有名人は大変です

  
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2007年04月17日

林家正蔵の脱税は、かなり悪質だと個人的には思う

話題としては、1日遅れですが、許してください。

そろそろ4月も月末で忙しいのに、
月曜日は、法事で日帰りで上諏訪まで行き、
火曜日は、藤沢で仕事。

ややお疲れ気味です

林家正蔵、悪質所得隠し・・・空の祝儀袋、自宅地下室に(ZAKZAK)

このZAKZAKの報道によると、
林家正蔵さんが、東京国税局の税務調査を受け、
2005年までの3年間で約1億2000万円の申告漏れを見つかってしまったそうだ


そのうち、約2200万円は意図的な所得隠しと税務署に判断され、
重加算税の対象となり、
結局、約4500万円を追徴課税されたそうだ

通常、個人の申告を税理士が担当する際には、
法人ほど所得を完璧に税理士が把握できない。

そこで、納税者に、
「所得を全部教えてください」とお願いすることになる。

もちろん、ご祝儀が所得に該当することは、
担当税理士も、経理を担当していた正蔵さんの奥さんもわかっていたはず。

この税理士に所得を通知する際に、
2005年の九代目の襲名披露に関して、
受け取った祝儀の一部が売上計上されていなかったらしい。

では、なぜ悪質と判断されたのか。

私の感覚では、
多少、ご祝儀が売上計上されていなくても、
重加算税の対象とはならないと思う。

報道によると、
売上計上しなかったご祝儀は、
襲名披露のパーティーには、出席しなかったが、
ご祝儀だけを届けた人の分だそうだ。

つまり、パーティーに出席した人は、
来場の際に記名するので、
後日、税務調査があったときに、
出席した人が出したご祝儀が、きちんと売上計上されているかどうかは、
確認することが容易である。

一方、パーティーに出席していない人は、
来場の記録は、当然、証拠には残らない。

そこで、正蔵さんの奥さん(正蔵さん本人?)は、
パーティーに出席していないが、
ご祝儀だけを出した人のご祝儀を、
税務署に申告するのをやめたということのようだ。

そして、
この分が、重加算税の対象となった2200万円ということらしい。

調査手法を予想した、巧妙な売上のごまかし方だ

しかし、
この2200万円分の祝儀袋は、きちんと地下室に保管してあり、
それが、税務調査の際に、地下室から見つかってしまったらしい

祝儀袋を破棄してしまわなかったのが、
詰めが甘いところだと思う。

襲名披露ということで、
記念の品のひとつとして、保管してあったのか?

記念の品が、決定的証拠になってしまったというわけだ

このように、悪質な所得隠しということで、
重加算税を課せられたことから見ると、

 「本当はいけないことなんでしょうが…。(05年3月の)襲名披露が忙しくて、てんてこ舞い。祝儀の一部を忘れていた。父の代から、芸人の古いしきたりというか大まかだった。反省してきちんとやっていこうと家族で話し合いました」。(日刊スポーツ)

というのは、嘘で、
「ばれないんじゃないかと思ってやったけど、
ばれちゃった」というのが真実ではと、個人的には思います。

(注:
このブログの内容は、
金井個人の憶測で書かれており、
まったく根拠はなく、真実であるとは、一切保証しません。)

  
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2007年04月14日

ブログの新女王、首相官邸に進出?

本日は、土曜日でしたが、
ある会社の社長さんと、
10時から14時過ぎまで、
帝国ホテルのラウンジで、
ある経営上の問題について、みっちりミーティング。

この社長さんとは、5年以上のお付き合いだが、
最近は、お互いに忙しく、
じっくりお話しする時間がなかったので、
有意義な時間でした

最後は、おいしい昼ご飯までご馳走になり、
15時過ぎに解散。
ご馳走様でした

このお昼ごはんのときに、
話題に出たのが、インターネット。

インターネットは、
技術の進歩が早いだけではなく、
ユーザー層が年齢、性別ともに拡大している。

そのために、
サービスを考える際に、
女性からの視点や携帯電話の利用を考えないといけないが、
女性の考え方とか、携帯電話での購入とか、
「追いついていけない点がありますよねー」というお話で、
盛り上がりました

自宅に戻って、インターネットを見ていたら、
インターネットと女性の影響力が増大している事実を発見。

首相官邸のホームページ(平成19年4月14日・総理の動き)

安倍総理主催の「桜を見る会」の様子がホームページにアップされていますが、
記念写真の撮影時に、安倍総理の隣にいるのは、
最近、眞鍋かをりからブログの女王の座を奪ったともいわれている、
しょこたんこと、中川翔子。

首相官邸で、
北島三郎、みのもんた、大山のぶ代を押しのけて、目立っています。

ギザすごい(しょこたん風に驚いてみました

  
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2007年04月10日

税務調査のお知らせがありました

税務署の人事異動は、6月の終わりごろに実施される。

そのために、4月・5月は、税務署職員にとっては、
人事異動前の最後の法人対象の税務調査期間である。

この時期の税務調査の特徴は、
人事異動前には、税務調査を完全に終わらせておかないと引継ぎ等の問題があるので、
比較的あっさり終了するのが通例である

では、会計事務所にとって、この時期の税務調査は歓迎かというと、
まったくそんなことはなく、
大迷惑である

4月と5月は、
2月決算会社や3月決算会社の処理で、
会計事務所は大忙しの時期である。

この忙しい時期に、税務調査は、勘弁してくれというのが本音

昨年は、この時期に3社の税務調査があり、
日程的に非常に辛かった

今年は、まったく税務調査の予定がなかったので、
「良かった、良かった」と思っていたら、
税務署より、Z社の税務調査を実施する旨の通知がありました

5月のゴールデンウィーク以降の、
連続した2日間で、税務調査を行いたいそうだ。

このZ社は、「そろそろ税務調査があるでしょう」と、
会社の人とも話し合っていたので、
税務調査の実施は、想定内といえば、想定内

しかし、
この忙しい時期に、連続した2日間を確保するのは、
かなり厳しい

税務調査の日程交渉から、税務調査は、スタートです

  
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2007年04月09日

あなたなら、ベテランと若手のどちらを選ぶ?

春は、人事異動の季節でもある。
新しい職場や部署で、
奮闘している人も多いと思います。

みなさん、がんばってください

そんなわけで、異動も大変ですが、
誰を抜粋するかも頭の痛い問題です。

今回の春の組織作りでも、
誰をどこの部署や所属長に動かそうかと、
頭を悩ませた経営者も多いと思います。

昨日、そんな人事の難しさを考えさせるような出来事が、
柔道の世界で起こりました。

谷の代表選出は、北京出場枠をとるため(スポニチ)

簡単に説明すると、
全日本選抜体重別選手権の48キロ級で、
谷選手(31歳)は、福見選手(21歳)に負けたが、
世界選手権(9月・リオデジャネイロ)の代表には、選ばれました。

報道によれば、選考では、1時間以上にわたり紛糾したそうです。
決め手は、
福見選手より谷選手のほうが、
確実に3位決定戦に進出(5位以内)して、
五輪出場枠を確保できると判断したようだ。

つまり、福見選手は、最近急速に力を付けてきたが、
安定感で、谷選手の勝ちと判断したとのことだ。

実績と経験のあるベテランと、
急速に力を付けてきた若手のどちらを使うべきか

企業経営の人事でも、同じような場面に、
遭遇することはあると思う。

では、質問。

みなさんなら、ベテランの谷選手(31歳)と若手の福見選手(21歳)のどちらを世界選手権の代表に選出しますか?

私は、谷選手のことも、福見選手のことも良く知りません。

ただ、報道等だけで判断するなら、私は、若手の福見選手です。

理由は、
1・実際に直接対決をして、福見選手が勝った
2・トップを狙う若手が、やる気を出す
3・代表に選ばれた福見選手もさらにがんばる

人事には、いろいろな面からの検討が必要ですが、
公平感やわかりやすさも必要です。

谷選手が、
世界選手権で、
見事に北京オリンピックの出場枠を得られたとしても、
今回の選出結果は、
女子柔道の組織全体の活力を減ずる結果になったと思います

  
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2007年04月05日

決断する力

朝から、ある会社でミーティング。

この会社では、
富裕層を対象に、
不動産を活用した資産形成、相続対策の提案を行う部署があり、
その部署の人たちとの月例会議

この部署の人たちが業務を行っていくうえで、
疑問に感じた税務上の問題などに対して、
アドバイスなどを行うのが、当事務所の役目。

ここの部署の人たちは、優秀で良い提案をするのだが、
全部の提案がお客様に採用されるわけではない

お客様の中には、
「良い提案だ」とわかっていながら、
「実行」する決断ができない人がいるようです。

その人が決断できない理由は、

1・今までやったことがない未知なることなので、実行の決断できない
2・自分の周囲に相談できる人がいないので、
自分の考えが間違っていないのかを確かめることができなくて、
実行の決断ができない

といったところです。

このことからわかるのは、

1・未知なることを判断し、良いと判断したら、実行できる精神的強さが必要
2・対等の立場で、いろいろと相談できる人が必要

ということになります

相談相手として、当事務所をご活用ください。
(最後は、宣伝モードでした
  
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