本日も、昨日に引き続き大阪にいます。
株式会社クボタの社員の皆様を対象にセミナーの講師の仕事です。
本日で、2007年分のクボタ社でのセミナーの仕事は全部終了。
テーマは、決算書の読み方(1)。
2日間コースの第2日目です。
本日は、経営分析に焦点を絞って説明。
本日も、30名を超える若手社員の皆さんが受講。
セミナー終了後も、熱心に質問をする人がいて、
熱心に受講していただきました。
18時前に、無事終了。
今年のクボタ社でのセミナーは、6月から開始して、4か月。
いやー、長かったです。
無事終了して、ほっとしました。
ご協力していただいた、クボタ社、クボタ教育センター社、それから、C社のみなさん、ありがとうございました。
東京に戻ると、びっくりするニュースを見つけた。
IHI、今期営業赤字170億円・大幅下方修正、プラント悪化(日本経済新聞)
IHI(旧石川島播磨重工業)社が、2008年3月期の業績予想を変更した。
従来は、連結営業損益が、400億円と発表していたが、
なんと170億円の赤字に転落するというのだ。
さらには、2007年3月期の決算を訂正する可能性もあるらしい。
実は、クボタ社のセミナーでは、
このIHI社を経営分析や株価の実習材料として取り上げていた。
IHI社は、2008年3月期には、
営業利益が前期比62.5%増の400億円を予想していた。
(IHI社の2007年3月期決算短信)。
したがって、株価も上がり、PREも30倍を超えていた。
セミナーでは、はたしてIHI社の予想を信じられるかが、
議論の焦点だった。
信じられる派が2割、信じられない派が8割ぐらいだったと思う。
個人的には、目標としていた営業利益の6−8割ぐらいは、
達成するのではないかと思っていただけに、
私の予想は、大きく外れたことになる。
今回については、クボタ社の社員の皆さんの堅実な見方、考え方が勝利を得たということになるのだと思う。
IHI社の失敗に学ぶことと言えば、
原価の見積もりと管理はしっかりやらないといけないということだ。
会社という組織には、
営業部門だけではなく、管理部門も重要です。