2008年07月31日

JR尼崎駅周辺の不動産価格

本日も、昨日に引き続き、
大阪で、クボタ社の社員向けセミナーの仕事。

内容は、
昨日が、決算書の基本的な理解で、
本日が、経営分析です。

本日の受講者も、
全員今年の4月に入社したばかりの60名弱の新入社員

今日も、みんな元気で受講していただきました。
ありがとうございました

さて、本日の研修場所の最寄り駅は、
JR尼崎駅。

JR尼崎駅周辺では、
大規模な開発が、行われている

ここには、以前は、キリンビールの尼崎工場があったそうだ。
キリンビールの「キリンの歩み」によると、
尼崎工場は、1996年に操業停止となっている。

この工場の跡地に、
大規模な商業施設(キリンガーデンシティーというのが仮称のようです)とマンション開発が行われている。

しかし、
開発って大変なんですね

操業停止から、
12年が経過。

マンションは完成したようですが、
まだまだ商業施設は完成していません。。

JR尼崎駅というのは、
JR大阪駅から、快速だと1駅で、5分で到着する。
非常に便利な場所である

この便利な場所に建設されるマンションということで、
マンションの販売価格は、とっても気になる。

そこで、
ネットで検索してみました。

ローレルスクウエア・尼崎ルネ・ガーデンテラス

ここで、間取りと価格を見ることができます。

中心価格帯は、80-90平方メートルで、4000万円台。

関西圏の人にとって、
JR尼崎駅周辺は、
住宅地というより工業地帯という印象が強いようで、
住宅地としてのブランド力は弱いようだ。

それにしても、
大阪駅から1駅で、快速なら5分で到着。

さらに、
80-90平方メートルの広さで、
4000万円台は「安い」というのが、
東京在住の人間の印象です

景気の先行きに対して、
厳しい予測が行われていますが、
販売動向が気になるところです

  

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2008年07月30日

新鮮なことの良さと3回も会社更生法を申請するずうずうしさ

本日は、大阪で、クボタ社の社員向けセミナーの仕事。

今回のセミナーは、2日間。
セミナーの内容は、
第1日目が、決算書の基本的な理解。
第2日目が、経営分析です。

本日は、その第1日。

本日の受講者は、
全員今年の4月に入社したばかりの60名弱の新入社員

いやー、みんな元気で前向き。
若いって、いいですね

今日一日で、
みなさんに元気をいただきました。
ありがとうございまーす

さて、夜ネットをチェックしていると、
びっくりするニュースを発見

多田建設、3度目の会社法適用を申請(日本経済新聞)。

ちなみに、多田建設のホームページはここ
今は、「関係者の皆様」へという言い訳の文章が見れます。

失敗の経験は貴重です
私も、たくさんの失敗をしている。

しかし、
3度目の会社更生法の適用というのはどうなんでしょう。

反省のない大人って感じです
  
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2008年07月29日

N700系で大阪に移動

本日は、
珍しく1日事務所で仕事

18時からある会社の取締役会に出席。

会社の月次の結果は、
月次の貸借対照表、損益計算書、そして、資金繰り表(キャッシュ・フロー計算書)に表示されます

しかし、
仕事は、人間が行うわけだし、
さらに、将来の予測となると、
外部要因も関係し、
仮説のもとに、
リスクを予測して、
実行するしかない

最終的には、数字ですが、
経営のプロセスには、
いろいろな人の判断と努力が関係します。

それが、
経営の面白いところであり、
難しいところだと思います

会議終了後に、
20時過ぎの新幹線で大阪へ

狙っていたわけではなく、
偶然ですが、
人生初の、N700系に乗りました。

シートの幅や乗り心地は、
予想ほど良くはなかったですが、
当然に不満を持つようなレベルではありませんでした。

各列ごとに、
電源ソケットが用意されているのは良いですね。

パソコンや携帯電話も、
ACアダプターを持参していれば、
充電切れの心配から解放されました

到着後に、テレビでニュースを見てびっくり。

私が、20時過ぎに東京を出発した後に、
東京は、豪雨だったんですね(産経新聞)。

自然の力は、
偉大で、かつ、恐ろしい

毎日暑い日が続きますが、
水分を十分に摂取して、
みなさん、ご自愛ください

  
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2008年07月28日

ブログ中断の理由と復活宣言

みなさん、お久しぶりです

今月の17日よりブログが見れない状態となっていました

これは、ブログのURLが、
17日に突然変わってしまったからです

このブログのサービスは、
ライブドア社の有料サービスを利用して、
http://blog.kanai-cpa.or.jp」で、配信をしています。

ところが、
17日、突然に、
無料サービスに格下げとなり、
ライブドア社指定のURLに変わってしまったのです。
(教えていただいたY社長、ありがとうございました。)

理由は不明。
手掛かりとなるヘルプの記載はありません。

さらに、
ライブドア社のホームページには、
問い合わせ窓口となる電話番号等はなく、
メールの受付窓口があるのみ。

そこで、
17日から、連日、クレーマーのように、
ライブドア社に、苦情メールを送付し続けました

そして、
ようやく本日、
ライブドア社から、当事務所に電話があり、
URLが変更されてしまった理由がわかりました。

この有料サービスの料金を支払うために、
私は、
クレジットカードを登録しているのですが、
そのクレジットカードの期限が2008年6月に到来したので、
料金が未払いとなってしまったそうです。

そのために、
有料サービスから無料サービスに移行となり、
http://blog.kanai-cpa.or.jp」が、
使用できなくなったというわけです。

そこで、
期限が到来したクレジットカード情報を削除し、
クレジットカードの番号は同じだけど、
新しい期限を登録すると、
11日ぶりにhttp://blog.kanai-cpa.or.jpが、
復活しました

理由がわかってしまうと、
複雑な気持ちになりました。

クレジットカードの期限が到来したこと忘れ、
登録しなおしをしなかった私が悪いのでしょか

ヘルプに「クレジットカードの期限切れに注意」とかいう説明は全くないし、
いきなり、
使っていたURLが使えなくなり、
個人的には、非常に不親切だと思いました

何人かのお客様には、
「ブログ、止めちゃったんですか?」と質問をいただきました。

また、
ライブドア社からは、
まったく返事がないので、
ブログの引っ越しを想定して、
相談などをしてしまい、
H社長には、ご迷惑をおかけし、
申し訳ありませんでした

まあ、とにかくhttp://blog.kanai-cpa.or.jpが、
使用できるようになり良かったです。

この11日間で、
当然のことながら、アクセス数は、激減。

本日より、
ブログを復活して、
アクセス数を回復するように頑張ります

今後ともよろしくお願いします

  
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2008年07月16日

頭の切れる男と出会う

本日は、
ある会社の社長さんと一緒に、
新宿駅前にある某都市銀行の支店を訪問。

この社長さんの会社で、
若干通常とは違うスキームで、
設備投資の借り入れが必要となり、
この新宿駅前の某都市銀行から新規に融資を受けられないかを交渉することになり、
私が同行したというわけです。

出てきた人は、
50歳前ぐらいの男性。

都市銀行の質が下がったという評判は、
いろいろと聞きますが、
いやー、いるんですね。
こんな切れる男が

2年分の申告書を渡したのですが、
ちらっと10秒ほど見ただけ。

「おいおい、うちのスタッフが時間かけて、
コピーを取ったんだから、
もっと時間をかけて、見ろよ」とか思いました

ところが、
そのチラ見で、
きちんと見るべきページを全部見て内容を把握していました

さらに、
今回の融資のスキームの背後にあるいくつかのポイントは、
説明しなかったのですが、
全部、説明なしで理解していました

実戦経験が豊富なこともわかります。

こんな人と仕事をすると、
結果がOKでも、お断りでも、
仕事が効率的かつ、論理的に進むので、
気持ち良く仕事ができます

最大の効果は、
自分も、
前向きな気持ちになって、
頑張ろうと思えることです

良い時間を過すことができました。
出会えたことに感謝です

  
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2008年07月13日

ザ・マインドマップ

題名:ザ・マインドマップ
著者:トニー・ブザン
出版社:ダイヤモンド社
価格:2200円(税抜き)

最近、脳の使い方に興味がある私としては、
サブタイトルの「脳の力を強化する思考技術」という言葉に魅力を感じて購入

ただし、
本の帯には、「あなたの頭が良くなる!」なんて書いてあり、
「本を1冊読んだだけで、すぐに頭が良くなるのかぁ?」という、
胡散臭さを感じて、読み始めた

この本は、
企画を考えたり、
ディベートをする際の、
記録方法に関する技術の本。

ただし、
この記録方法は、
「絵」と「色」を使って、
どんどん「枝別れ」していく

そして、
この記録方法が、
脳の力を最大限に引き出し、
創造性と記憶力を高めるということのようだ

図を利用した表現方法で、
それが、思考の技術になるのである。

マインドマップは、
トニー・ブザンが提唱している技法。

彼は、1942年にロンドンで生まれた。

全部で300ページぐらいの本であるが、
はじめの50ページは、
「ふーん、結構単純な方法だな」と、
あまり感動しなかったというか、
期待はずれに近い感じ

しかし、
だんだんと読んでいくと、
「悪くないかもしれない」に変わってきました

ただし、
結局、このような本は、実践するかしないかで、
自分にとっての価値が確定します。

個人的には、
少しずつ、実際に適用してみようと思います

ちょっと、見てみたいという人は、
「マインドマップ」で、検索してください。

マインドマップの日本版公式ホームページは、ここです。
ここでは、
この図解を利用した表現方法の一端を見ることができます。

私は、
さっそく「マインドマップ・クラブ」に登録。

また、
手書きで図を描けない人には、
iMindMapという公認コンピューターソフトが用意されています。
(19,800円・税込)

ただし、
「マインドマップソフト」で、検索すると、
有料・無料でいろいろなソフトがあるようです。

まだお読みになっていない方は、
「へー、こんな方法があるんだ」と思えることは確実なので、
ぜひ、この本やホームページを見てみてください。

ただし、
繰り返しになりますが、
本を読んだ「効果」は、「実践」あるのみです

  
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2008年07月11日

物欲顛末記

本日は、iPhone発売日

買おうかなと迷っていたのですが、
購入の決心はできずに本日の朝を迎えました

でも、未練がましく、
12時前に事務所そばの赤坂見附のSoftBankのショップに行ったら、
既に整理券を配布し終わり、
「売り切れ」の表示がドアにされていました

実は、
購入意欲が鈍ったのは理由があります。

NTTドコモから、
2008年8月1日にBlack Berryが個人向けに発売されることが発表されました。

この商品は、
これまで法人向けの限定商品だったが、
iPhone獲得競争に負けたNTTドコモが、
個人向けに発売することを決定したというわけだ。

さて、
どっちにしようかな?

実は、次期パソコンも迷い中。

私の物欲モードを高くしたHP 2133 Mini-notePCは、
仕様を良く見てみると、
OSは、Vista限定で、
XPへのダウングレードのサービスはなし。

盛り上がった物欲が下がります

さらに、
バカ売れしているようで、
現在は、販売停止状態

このような状態で、
日本エイサーより、
Aspire Oneという、
小さくて、持ち運びのしやすいパソコンが7月10日より販売された。

ネットでお値段を調べると、54,800円ぐらいで、
OSは、XP。

魅力的

しかーし、
メモリーが1GBで増設不可能という点と、
日本エイサーというメーカーの信頼性がわからないので、
購入に踏み切れないです

物欲が、もやもやしている7月11日の夜です

  
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2008年07月10日

ライブドア税務調査に関する報道に見るマスコミの理解度

ライブドア(現ライブドアホールディングス)社が、
東京国税局の税務調査を受け、
2002年から2006年までの4年間で、
計約23億円の申告漏れを指摘されていたようだ。

しかし、
この事件を報道したマスコミ各社の報道は、
なんだかいい加減

「ライブドア社のことだから、
とりあえず、書いておけ」って、感じです。

みなさん、マスコミの記事を読むときは注意しましょう

まずは、日本経済新聞

**************************

ライブドア(現ライブドアホールディングス)が東京国税局の税務調査を受け、2006年までの4年間で計約23億円の申告漏れを指摘されていたことが10日、分かった。同社によると、このうち約10億円が重加算税の対象となる所得隠しを認定される見込み。

 同社はすでに修正申告した。追徴税額は重加算税や地方税を含め約12億6000万円に上るもよう。

 同社によると、指摘があったのは、粉飾決算事件の舞台となった子会社の結婚仲介サイト運営会社「キューズ・ネット」から、ライブドア側へコンサルタント費などの名目で支払われたうち約9億2000万円。 (11:26)

**************************

1段目と2段目はわかるが、
最後の「キューズ・ネット」の記述は何のことなのか?
金額から判断すると、
1段目に書いた重加算税の対象となる約10億円の取引の具体的な内容のことかなと推定できますが、
明らかに記述不足

次は、朝日新聞

こりゃ、ひどいな

所得とそれに対して課せられる税金の関係が、
ごっちゃになっている印象を受けます。

まず、タイトルが間違っているのではと思います。

**************************

ライブドア、13億円所得隠し 合併会社と架空取引

**************************

朝日新聞さん、間違っています

「隠した所得」は、「23億円」で、
それに対して、課せられた税金が「約13億円」です。

失格

読売新聞も、なんだか記述不足です。

**************************

追徴税額は重加算税を含めて約8億7000万円になる見込み。同社は既に修正申告し、法人税と地方税計約10億円を納付した。

**************************

追徴税額は、
重加算税を含めて約8億7000万円なのに、
修正申告して、
納付した金額は、法人税と地方税計約10億円。

約10億円と約8億7000万円との差額は、何?
延滞税か

明らかに、記述不足です。

ただし、
税務当局により指摘された内容は、
詳細に記載されているので、
許してあげましょう

最後に、毎日新聞
こちらは、
他社さんに比べると、
表面的には、「あれっ」と思う誤った内容はありません。

合格

記者の皆さん、勉強してください

  
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2008年07月08日

真柄建設民事再生法と金融機関の態度

石川県に本社がある真柄建設(東証と大証で1部)が、
7月5日に民事再生法を申請した。

会社のホームページは、
ここだが、
本日現在、事実上閉鎖されている。

会社が発表した文書は、これ

この文書によれば、
平成19年12月に大阪支店で不適切な原価処理が行われてきたことが発覚し、
過年度を含めて約44億円の損失を計上。

さらに、今年の6月に、受注先の会社が倒産し、
資金繰り上の問題が生じ、
民事再生法の申請となったようである。

さて、
いつものように平成20年3月期の決算短信を見たいのだが、
真柄建設のホームページは事実上閉鎖されているので、
決算プロさんのサイトから平成20年3月期の決算短信を見てみる。

これを見ると、
平成19年3月期で、この会社は、すでに倒産の入り口に立っています

なお、平成19年3月期は、後日訂正版が出ていました。
こちらも、同じく決算プロさんのサイトです。

平成19年3月期の訂正版は、
34ページからですが、
損益計算書は、営業利益以降が赤字。

自己資本比率は、5.4%です

これを受けて、
平成20年3月期のキャッシュ・フロー計算書の財務活動によるキャッシュ・フローは、
△3,438百万円です。

これだけから判断すると、
金融機関は回収できる貸付金は回収して逃げています

しかし、不思議なことに、
「継続企業の前提」に関する注記では、
平成20年9月までに40億円の増資を実施することを、
北國銀行と北陸銀行から了解を得ていると書いてあります。

良くある話ですが、
金融機関のやっていることと、
言っていることにかい離があるようです

さて、
石川県としては、
雇用や取引先のことを考えると、
大問題のようで、
7日には、石川県の知事をはじめとする関係者が協議したようだ(毎日新聞)。

負債総額約348億円で、取引先は約2000社ということで、
連鎖倒産の危険もあるという。

地方経済の傷み具合は、
都会に住んでいる人間が想像しているよりも、
ひどい状況のようだ

なお、
ここでも理解に苦しむのが、北國銀行

この毎日新聞の記事によれば、
北國銀行は、
真柄建設を引き続き支援をしていくようであるが、
「継続企業の前提」の注記に書いてあった増資は、
断ったそうだ

増資の要請を断ったことは、
株主訴訟を考えると、
正しい判断だと思うが、
北國銀行は、真柄建設を再建できるのであろうか?

個人的には、
北國銀行の損失が拡大していく予感がする

  
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2008年07月06日

公認会計士VS特捜検察

題名:公認会計士VS特捜検察
著者:細野祐二
出版社:日経BP社
価格:1800円(税抜き)

株式会社キャッツという、シロアリ駆除を事業として行っている会社の、
平成14年12月の中間期と本決算において、
有価証券報告書の虚偽記載や株価操縦に加担したのではないかということで、
この会社の会計監査を担当している監査法人の責任者だった筆者が、
東京地検特捜部から聴取をうけ、
最終的に起訴された。

1審と2審は、有罪。

最高裁の判決を前に書いたのがこの本である。

なお、キャッツという会社は、
株価操縦や粉飾決算の疑いにより、
経営が厳しくなり、
民事再生法を適用。

その結果、現在は、生き延びて、事業継続しています。

ホームページは、ここです。
会社の沿革には、過去の暗い歴史は全く書いてありません

さて、読後の感想です。

世間の仕組みは難しいです

事実は、1つ。
構成する要素は複数。

この事実を構成する複数の要素から、
いくつかの要素を取り出し、
ある「意図」に沿って、
再構成をすると、
複数の結論ができた。

「有罪」と「無罪」

最後に決断をする裁判所は、
東京地検特捜部が起訴した案件については、
圧倒的に有罪判決をしている前例に従い、
今回も、有罪判決が下されたということのようだ。

この本を読んでみると、
有価証券報告書の虚偽記載はないように思える。
裁判所は、事実誤認をしていると思う

一方で、
筆者に脇の甘さもあったと思う

たとえば、
オーナー社長から相談の謝礼で受け取った現金1000万円を、
自分の机の中に入れておいた点。

すぐに、オーナー社長に返金するか、
監査法人の銀行預金口座に振り込んでおくべきだった。

さらに、
この会社には、「ヤバイ」登場人物が、
全員登場する。

金融ブローカー、証券会社、外資系金融機関、政治家関係者

今だったら、
速攻で、監査契約を打ち切られるのであろうか。

とにかく、「オカミ」には、勝てない仕組みになっているのが日本である。

私の周辺では、
東京地検は接点はないが、
金融庁や税務署とケンカするときに、
注意をしないといけない相手となる。

税務署については、
現場レベルであれば、
「ケンカのやり方」を習得しているが、
その上の、国税審判所となると、
顧客の利益を守り切れるかというと、
負ける確率が「大」である。

まず、大切なことは、
顧客が、「ヤバイ」状況にならないようにすることだ。

では、顧客がヤバイ状況になったら、
どうするか?

法的リスク、経済的リスク、社会的リスクを検討したうえで、
取れるところは取り、
あきらめるところはあきらめるように、
会社と一体となって、
仕事をすると思います。

ただ、難しいのは、
「これ以上は、ヤバい」という状況になってしまった時

大きな会計事務所だと、
早い段階で契約解除で、「サヨウナラ」でしょう。

しかし、
当事務所のように小規模な事務所では、
早期の契約解除なんてできない。

逆に、
顧客の経営が、
良い時も、悪い時も、常にサポートしますという決意がないと、
仕事はできない

結局、
相談をしてもらいやすい関係を常に作っておいて、
顧客が、「ヤバイ」状況にならないようにしたり、
ヤバイ状況から、早期に、かつ、軽症で脱却できるようなお手伝いをするのでしょう。

この本は、
事件に巻き込まれるということは、
どのようになるかがわかる本です。

会社経営者・経営幹部・会計士・税理士は、必読の本だと思います。

  
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