2008年12月31日

2008年最後の大放談(総括と予測)

なんとか最終更新を年内にすることができました。

年越しを、
事務所で過ごすという事態は、
避けられました

さて、
2008年は、
激動でした。

2009年の予測を含めて、
個人的な大放談。

総括と予測を一挙にまとめて書いてみます。

まず、
外部環境。

株式は、著しく下落

日経平均は、1年間で戦後最大の42%の下落(日本経済新聞)。
世界の株式市場も、1年間で半減だそうだ(日本経済新聞)。

株式市場の回復は、
2009年はないでしょう

逆に言うと、
余剰資金があれば、
絶好の買い時ともいえます
(但し、投資は自己責任でお願いします。)

為替は円高になりました。

アメリカ経済の復活に時間を要することから予想すると、
1ドル=90円から100円の範囲で、
推移するのではないかと思います。

石油は、
高くなったと思ったら、
最近は安くなり、
乱高下。

世界経済の成長は望めないが、
湾岸諸国の財政事情もあるので、
1バーレル50-70ドルで推移するのではと予想。

さて、
日本国内では、
企業は倒産が増えました

とくに、
不動産と建設業は、
6月以降、
上場企業を中心に倒産続発。

中小企業の世界では、
世間で報道されている製造業だけでなく、
都内では、
放送や出版、広告の製作下請けをやっていた会社の業績が悪くなったと思います。

来年以降は、
この12月商戦で売上不振の飲食業や小売業の倒産が増えると予測しています。

個人的には、
12月の夜の六本木や銀座は、
明らかにお客さんの数が少なかったのが印象的です

そんなわけで、
厳しい世の中になりそうですが、
低価格戦略とコスト削減で、
なんとか倒産を避けようとする企業が増えるでしょう。

最後に、
当事務所の話題。

景気が良くても、
悪くても、
企業からの相談は、
変わらないので、
当事務所は忙しかったです

そんななかで、
今年は、T君や事務所OBのM君が結婚したり、
U君が公認会計士試験に合格したりと、
良いことが、
続いた1年でした

先日の27日(土)に、
事務所の忘年会を実施。
無事、1年間の業務を終えることができました。

当事務所を支えてくださったお客様とスタッフのみんなに感謝です。

そして、
この日を最後に、
当事務所を退職するEさん、
本当にありがとうございました。

Enjojisan






では、
来年も、
引き続きよろしくお願いします。

良い年をお迎えください


  

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2008年12月24日

クリスマスイブの夜のスポーツクラブ事情を分析

私にとってのクリスマスイブの夜は、
単なる月末の一日でしかない。

つまり、非常に多忙

なんといっても、
12月は、営業日数が少ないのに、
業務の量は、
決算のほかに年末調整などの仕事も加わり、
通常月を上回る。

そんなわけで、
今年もクリスマスイブに関係なく仕事と思ったら、
今日は、
水曜日じゃないですか

水曜日の夜は、
自分で「スポーツクラブに行く日」と決めてある。

通常だと、
ヒップホップダンスのクラスに出て、
そのあと筋トレというのが、
定例のコース。

そこで、
スポーツクラブ(渋谷のTipness)に行きました。

ただし、
今日は、クリスマスイブの夜です。

「ヒップホップダンスのクラスに出席する人って、
何人ぐらいいるんだろう?」

このヒップホップダンスのクラスは、
インストラクターの女性のユルいキャラクターと的確な指導で人気があって、
通常は、
30-50人ぐらいが出席している。

はたして、
何人ぐらいが出席していたと思いますか?

私の予想は、10人以下

ところが、
結果は、20人ぐらい。

予想以上の出席者数です

意外と、
クリスマスイブという日をふつーにすごしている人が多いんですね。

スポーツクラブは、
空いてはいますが、
全然、人がいないという状況ではありません。

通常の5割ぐらいか?

そこで、
クリスマスイブの夜をスポーツクラブで過ごす人を分析してみた

1・会う相手:会いたい家族・恋人・友人がいるか、いないか?
1−1:会いたい相手がいたとしても、今日は相手の都合で会えない

2・宗教:キリスト教の信者か、他宗教か?
(これは、あんまり有効な分類ではないですね

これぐらいですかね。
きちんとMECE(Mutually Exclusive Collectively Exhaustive)に、なっているのかな?

以下は、
真面目な話です。

クリスマスイブをふつーにすごす人が予想以上にいたり、
忘年会の数も減っているので、
飲食店の今年の12月の売上は、
例年に比べて、
かなり落ちていると思います

仕入れた代金や家賃が払えなくて、
1月以降に店を閉める飲食店が増えるのではと、
予想しています。

そんな不況の恐怖がひたひたと近寄ってきていますが、
そんなの関係なく、Merry Christmas

今夜も、素敵なクリスマスの夜をお過ごしください

  
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2008年12月23日

ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力

題名:ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力
著者:勝間和代
出版社:ディスカヴー・トゥエンティワン
価格:1600円(消費税別)

勝間さんは、
ほぼ同世代(事実は、4歳年下)で、
公認会計士なので、
共感する部分もあり、
本が出版されると購入してしまう。

勝間さんが公認会計士という資格を有名にして、
どんどん公認会計士志望者が増えるとよいと思います。

さて、本の内容ですが、
今回も、
有意義な内容でした

天才は、
感覚的に良い仕事ができるのだと思う。

しかし、
世の中に天才は、
ごく少数。

では、
天才ではない私のような凡人は、
どうすれば良いか

天才が感覚として実行していることを、
体系や方法論、習慣として取得し、
実行すれば良い。

その成功に近づくための体系や方法論、習慣を示してくれるのが、
本書です

今回も、
内容は、読みやすく、明瞭

この本を読んだ証拠として、
いくつか覚えておきたいキーワードが、
図と一緒に提示され、
頭に残りやすい。

特に、
前半の論理的思考の部分が、
私にとっては、有意義でした

今回思ったのが、
最近読んだ茂木先生の本(脳を活かす仕事術)と、
共通点が多いということ

両氏のベースになっているのは、
それぞれ違う分野だと思う。

勝間さんが、
マッキンゼーで学んだコンサルタントの手法。
茂木先生は、
脳の分野の研究。

しかし、
両者の指摘する共通点は多い。

いくつか書いてみると、
1・インプットだけではなく、アウトプットが重要
2・ブログの活用
3・厳しい自己評価
4・他者の評価を受け入れる素直さと柔軟さ
5・英語習得の重要性
6・肉体の動きを脳の活動の成果向上に結びつける
7・セレンディピティーの重要性
8・セレンディピティーを呼び込むための人との出会いと準備の重要性
9・ネガティブさの排除
10・挑戦の重要さ

などなど。

まだまだ、共通点があると思う。

成果を出している両氏が共通して指摘しているのだから、
説得力は高い。

あとは、
まずは、真似して実行してみるのが重要ということで、
さっそくいくつかのことを実行しています。

茂木先生の本と勝間さんの本をセットで読むと良いと思います。
お勧めです

年末年始に読んでみるのは、
いかがでしょうか。

  
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2008年12月21日

不動産は立地が命

本日は、
ある会社を訪問して社長さんと会議。

この会社はいくつか会社があり、
事業をしているのだが、
残念ながら全部の事業が儲かっているとは言えない

この儲かっていない事業について、
1年以上、いろいろな対策を考えてきた

しかし、
事業を強化しても、
競争環境は、変化する。

自社の進化以上に他社が進化してしまい、
時間の経過とともに、
相対的に劣化してしまった

そろそろ、
対策もなくなってきたということで、
税金上の赤字もそれなりの金額になってきたので、
儲かっている会社と合併させて存続させるという、
税務署が聞いたら、
いやな顔をしそうなプランしか選択肢がなくなってきた

そうしたら、
偶然に良い話が飛び込んできた

この会社が事業を行っている不動産を活用したいので、
借りたいというご提案だ。

提案段階の賃貸料は、
悪くない金額だ。

しかも、
提案先の資金力は、
このような経済状況でも全く問題ない

では、
なぜこのような経済状況なのに、
このような良い提案がされたのか?

それは、
この社長さんが不動産を取得する際に「立地」にこだわったからだ。

立地は、
変えられない。

したがって、
道路づけ、
接している道路の広さ、
周辺人口、
駅からの近さなど、
不動産の選定時には、
広さや建ぺい率のほかにも、
いくつもの選定ポイントがある。

もっとも、
購入した時点では「良い立地」であっても、
時間の経過や周辺の交通事情が変わったりして、
周辺の人や車の数が減ってしまい、
「良い立地」でなくなってしまうこともある。

そんなわけで、
立地の良さを維持することは、
なかなか難しい。

そんなわけで、
今回良いご提案を受けた不動産は、
社長さんが厳選した良い立地だったというわけだ。

また、
提案先が望んだ広さと、
今回の不動産は、
見事に一致という素晴らしさだ

一生懸命にやっていると、
必ず良いことが起きます

もっとも、
「研究」と「こだわり」が必要なことは言うまでもありません

  
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2008年12月20日

最近のご相談の傾向:続編

昨日のブログに書き忘れました。

もう一つ多いのが自社株式の贈与の相談

株式公開していない会社の株価は、
税法上、
会社の規模によって計算式が定められている。

詳細は、こちら(国税庁)。

この株式公開していない会社の株価の計算では、
税務署が公表する株価(類似業種の株価といいます)を利用して計算する場合がある。

この類似業種の株価は、
株式市場の株価を反映している。

したがって、
去年計算した自社株式の株価と、
今年計算した自社株式の株価は、
大幅に低下している確率が高い

つまり、
株価が下がれば、
多くの株式数を贈与できる。

そこで、
今年中に、
贈与税の基礎控除額(110万円)を利用して、
株式の譲渡の手続きをしようというわけだ。

相続税対策として、
非常に有効なので、
「自社株式の株価を計算して、
なるべく早く来てください。」というになるのだが、
会社規模や会社の財産の内容によっては、
計算に時間と手間がかかり、
夜中の作業が増えるのが、
ちょっと大変です

しかし、
今年の自社株式の贈与は、
相続税対策として非常に有効だと思うので、
自社株式を所有している経営陣の皆さんは、
早めに検討してみると良いと思います

お勧めです

  
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2008年12月19日

最近のご相談の傾向

年末となり、
実際に仕事ができる日数も限られてきたので、
忙しい毎日です

もっとも、
毎晩のように忘年会なので
仕事をしている絶対的な時間が減っているという指摘は当たっているかと思います

さらに、
最近2週間で増えているのが緊急対応

突然、
社長さんから電話がかかってきて、
1時間で良いから、
会って相談したいという仕事だ。

相談内容は以下のように分類される。

1・入金に関する相談
お客様からの入金状況が良くないというのが、
相談の原因
回収方法や管理方法が相談の内容。

2・借入に関する相談
上記1とも関係するが、
資金繰りが厳しくなる、
または、
厳しくなる可能性が非常に高いので、
保証協会などを利用して、
金融機関からの借入をしたいというのが相談の内容

3・資産や事業の売却と購入
この先、
どのような経済状況や経営状況になるかわからないということで、
採算性の低い事業や、
稼働率の低い資産は、
売ってしまいたいのだが、
運良く、良い譲渡先が見つかった。

そこで、
相手の財政状況や気持ちが変わらないうちに、
仮契約をしたいので、
急いできてくださいというのが、相談の内容

逆に資金の豊富な会社には、
事業や資産を買ってほしいという案件が持ち込まれる。

以前と比較すると割安な価格になっているので、
「これ、買っちゃって大丈夫でしょうか?」ということで、
相手の気持ちが変わらないうちに、
仮契約したいということで、
これも急いで来てくださいという相談になる

経済状況は、
確実に悪化していますが、
それに対応するのが、
経営者の仕事

年末に向けて、
まだまだ突発的な相談事項があるかもしれないと、
予想される経済状況です

  
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2008年12月16日

税理士試験の発表がありました

12月12日付官報で、
税理士試験の発表がありました。

詳細については、
国税庁のホームページではまだ公開されていないので(遅すぎ)、
大原簿記学校のホームページでご覧になってください。

全体の合格率は、13.9%。
簿記論・財務諸表論の合格率は、14-16%。
税法科目の合格率は、10-14%。

ちなみに、
去年が、
全体の合格率は、14.5%。
簿記論・財務諸表論の合格率は、14-18%。
税法科目の合格率は、8-14%。

若干、
合格率は低くなっていて、
圧倒的に合格者が少ない試験であることには変わりはない

なお、
当事務所の数名のスタッフも受験をしたが、
結果は良いとは言えない

しかし、
再度書くが、
圧倒的に合格者が少ない試験である。

残念ながら、
不合格となってしまった人(当事務所のスタッフを含む)に、
合格するために重要だと思うことを書いてみる。

1・絶対に夢をあきらめない
2・不合格の原因を分析する

2の不合格の原因としては、
1・勉強時間不足
2・理解不足
3・アウトプット(答案練習)の不足
4・合格するということに対する執念が強烈ではない

があると思う。

つまり、
多くの人の不合格の原因は、
1である

勉強時間が不足しているから、
理解がきちんとできていない(浅い)し、
アウトプットの練習ができていないのである。

とくに、
税理士試験受験者は、
当事務所のスタッフを含めて、
働きながら受験をしている人が多い。

そうすると、
どうしても、
勉強時間不足になる。

では、
どうすれば良いか。

とにかく、
受験生は、
本日から来年の8月の受験日まで、
遊んではいけない

飲みに行ったり、
旅行したりすればするほど、
合格は遠くなっていると思ったほうが良い

なぜなら、
何度も書くが、
圧倒的に合格者が少ない試験だからだ。

受験生の中には、
1日も遊ばないで、
勉強した人が絶対にいる。

そのような人たちは、
試験当日、
「俺(私)は、1日も遊んでいない。
遊んでいた人には、絶対に負けない。
俺(私)は、
絶対にほかの受験生を殴り倒してでも合格してみせる!」
と思って、
受験するはずだ

この1日も遊ばずに勉強してきたという実績と、
絶対に合格するという驚異的に強い意志がないと、
圧倒的に合格者が少ない試験には、
合格しないと思う。

ぜひ、
来年の合格を目指して、
本日より、
1日も遊ばないで、
必死に勉強してください

税理士受験生のみんな(特に、当事務所のスタッフ)、
がんばれー


  
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2008年12月14日

結婚おめでとうございます

本日は、
結婚式と披露宴にご招待していただいたので、
参加させていただきました

新郎のM君は、
大学を卒業後に、
8年ぐらい前にアルバイトとして、
当事務所に勤務。

仕事をしながら、
会計士試験を受験をし、
6年前に会計士試験に合格

当事務所を退職し、
当時の新日本監査法人に就職しました。
(M君が、
当事務所のアルバイト経験者で、
会計士試験合格の第1号です。)

当事務所を退職してからも、
お中元やお歳暮でおいしい桃を贈っていただいたり、
転職の相談など、
いろいろと連絡をいただきました。

退職してからも、
このようにお付き合いが続くのは、
とてもうれしいことです

本日の結婚式も、
新郎・新婦のお互いを思う気持ちや、
ご両親さまを大切に思う気持ちが伝わり、
大変に素敵な結婚式と披露宴でした

幸せな空間に自分の身体を置いていると、
自分自身が幸せな気持ちになり、
どんどん精神が浄化されるのを感じました

末永く、お幸せに

weddind  
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2008年12月10日

H&M原宿店とアニュアルレポート

連日の忘年会のために、
ブログの更新が遅れています

本日は、
原宿にある会社を訪問し、
社長さんと会議。

会議が終了して、
原宿を歩いていると、
H&M原宿店が開店しているのを発見。

しかも、
銀座店と異なり、
全く行列なし。
すぐに入店できるじゃないですか!

ということで、
店内の探検開始

地下1階がメンズ。
1階から3階がレディースでした。

もっとも、各フロアの面積は、
それほど広くはありません。

デザインは、
ZARAやユニクロとそれほど変わらず、
斬新という印象は受けません。

しかし、
値段は、
確かに安い

Tシャツやキャミソールは、
1,000円以下。

私は、せっかく来たのだから、
記念に何か買おうと思ったのですが、
特別に欲しい商品はなく、
退店。

しかし、
メンズもレディースも、
レジの前は、
長蛇の列。

個人的憶測ですが、
1人当たり平均2-3品購入で、
平均購入単価は、
5000円前後ではないでしょうか。

おもしろかったのは、
生産国。

洋服についているタグを見ると
「MADE IN CHAINA」のほかに、
トルコ・インド・バングラテッシュ・モロッコなど、
生産している国も国際化しています

さて、
H&Mの決算書を見てみましょう。
(ここから、Annual Reportsを選択してください。)

びっくりしたのは、
決算書の表示されている貨幣。
「SEK」。
どこの通貨かと思ったら、
スウェーデンのクローネ。

決算期は11月なので、
以下に1クローネ=11円で換算した2007年11月期の数字を紹介。

<規模>
売上高8,618億円
営業利益2,022億円
総資産が4,590億円

<収益性>
売上高営業利益率は、23.5%
総資産経常利益率は、49.6%
自己資本当期純利益率(ROE)は、45.4%

(感想)
・あの安さでも、これだけの利益率を確保しているのは、すごい!
・自己資本当期純利益率も、世界トップレベルの水準

<安全性>
自己資本比率は、76.9%

(感想)
・倒産リスク0%!

<成長性>
売上高増加率は、14.5%
営業利益増加率は、12.8%

<キャッシュ・フロー計算書>
営業活動によるキャッシュ・フロー:プラス
投資活動によるキャッシュ・フロー:プラス
フリーキャッシュフローは、プラス
財務活動によるキャッシュ・フロー:マイナス

ちなみに、
ユニクロを運営するファーストリテイリングの2008年8月期は、
こんな感じです。
(ここをクリックすると、ファーストリテイリング社の決算短信が見れます。

<規模>
売上高5,864億円
営業利益874億円
総資産が4,047億円

<収益性>
売上高営業利益率は、14.9%
総資産経常利益率は、22.4%
自己資本当期純利益率(ROE)は、17.3%

(感想)
・ファーストリテイリング社の数字は、日本では、トップクラスの数字です
・しかし、H&M社と比較すると、まだまだですね
・世界は、広い

<安全性>
自己資本比率は、64.7%

<成長性>
売上高増加率は、11.7%
営業利益増加率は、34.7%

<キャッシュ・フロー計算書>
営業活動によるキャッシュ・フロー:プラス
投資活動によるキャッシュ・フロー:マイナス
フリーキャッシュフローは、プラス
財務活動によるキャッシュ・フロー:マイナス

こうやってみると、
規模・収益性・安全性・成長性のどの面からも、
H&M社の圧勝です

世界規模で、
調達・製造・販売をしている強みが数字に反映されています

日本では、
渋谷などに出店が予定されているので、
今後も注目の会社です。

以下、H&M社の決算書一口情報
・損益計算書の売上高は、消費税込と消費税抜きの両方が表示してある
・貸借対照表では、純資産の部は、負債の部の上側に表示
・H&M社は、無借金経営
・日本と同様に連結と単体(個別)の両方を表示

以上です。

  
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2008年12月08日

税務署とエビちゃんと出版業界

本日は、
10月に実施された相続税の調査の結果が確定したということで、
東京都外の某県の某税務署まで、
結果を聞きに行った

相続税の申告は、
亡くなった人の住民票がある場所の税務署に提出するので、
遠距離の場所にある税務署に行くことになったのである。

本日は、
事務所とその税務署との往復で3時間。

税務署職員との会議は、
30分でした

もっとも、
追加で納付するべき税金は、
予想した金額の最低の金額なので、
3時間を要した意味はとってもあります

「良かった、良かった」と帰りの電車では余裕ができて、
電車内の広告を見てみる。

そこで、
私が注目をしたのは、「AneCan」。

とうとう、
エビちゃんこと蛯原友里さんが、
CanCam」を卒業し、
「AneCan」専属モデルとなりました

はたして、
「AneCan」の編集部は、
「CanCam」の読者を「AneCan」に移行させ、
発行部数を増やして、
広告収入を増やせるのでしょうか?

さらには、
エビちゃんが卒業してしまった「CanCam」は、
発行部数を維持し、
広告収入が維持できるのか、
注目です

もちろん、
先に「AneCan」に移籍した押切もえちゃんが、
エビちゃんの移籍に伴い、
どのようなポジショニングになるのかは、
マーケティング的にも、
女の戦い的にも、
注目なのは、
言うまでもありません

さて、
出版業界全体を見てみると、
広告収入は減少傾向で、
出版業界の業績は厳しいようだ。

「AneCan」や「CanCam」を出版する小学館も、
売れない雑誌を発行する余裕はなく、
Lapita」は、今発売している号で、販売中止

読売新聞社が発行していた「読売ウイークリー」も、
12月1日に発売した号をもって、
創刊65年の歴史に終止符を打ち、
休刊となった

電車の中の広告を見ていると、
出版業界というのは、
華やかな業界です

しかし、
これから、
ますますメディアの多様化が進み、
インターネットの比重が高まる半面、
紙やTVの比重は低くなるでしょう

そうすると、
有名出版社という過去の名声だけでは、
儲からないので、
生き残るために、
激しい競争が繰り広げられることになります。

さて、
勝ち残る出版社は、どこになるのでしょうか?


  
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