大阪で、
この4月に入社したダイキン工業の新入社員のみなさん約100人を対象としたセミナーの講師の仕事です。
いわゆる新入社員研修の一つのコースで、
1日で決算書と経営分析の基本をマスターする私の定番コースです。
なお、
新入社員研修のコースは、
私のコース以外は、
ビジネスマナーや英会話など。
会社が、
新入社員に対して、
数字が読めて、
活用できるビジネスパーソンになってほしいという強い願いが伝わってきます

私も、
新入社員研修ということで、
気合を入れて、
一日、講義をしました

新入社員のみなさんも熱心に聴いていただき、
17時すぎに無事終了。
一日ありがとうございました

さて、
以下は、
研修を終えて、
東京に戻る新幹線の中で考えたことです

本日私のセミナーを聞いた新入社員だけでなく、
今春、
入社した新入社員は、
今後、
仕事に対して、
どのように取り組むのでしょうか?
具体的には、
人生を賭けて、
仕事に取り組むのか、
本人なりに、
一生懸命に取り組むのかということです。
つまり、
新入社員は、
みんな一生懸命仕事に取り組むでしょう。
しかし、
今の日本では、
死ぬほど頑張らなくても、
満足できる給料と生活は得られます。
そして、
その得られる給料で、
趣味を楽しんだり、
家族、友人との充実した時間を過ごすこともできます。
一方で、
会社の経営者は、
死んでしまう寸前まで頑張る社員を求めています。
なぜなら、
海外では、
現在の苦しい状況から抜け出すために、
死んでしまう寸前まで働くハングリーな人達がたくさんいて、
そんな社員がいる会社と、
日本の会社は戦っています。
この成熟して、
平和な日本に暮らす日本人の社員で構成される日本の会社は、
海外の会社に勝てるのでしょうか?
もっとも、
このブログを読んでいる皆さんの中には、
「当社は、
日本の国内で商売をしているから、
海外の会社と戦うことはないから心配は不要」と考える人もいるかもしれません。
本当に、
そうでしょうか?
日本の社会は、
成熟化し、
お金を持っています

したがって、
洋服や家具の業界のように、
海外の強い会社が、
日本の市場を目指して、
攻めてくるというのは、
容易に想像できる未来です。
したがって、
海外の強い会社と戦わないといけないというのは、
海外の市場で商売をしている会社だけでなく、
日本の市場だけで商売をしている会社にとっても考えないといけないテーマだと思います。
もちろん、
死ぬ寸前までがんばって働くことによって、
幸せな人生を手に入れることができるかというと、
まったくの別問題です。
死ぬ寸前までがんばって働いたとしても、
その結果を会社や社会が認めてくれなかったり、
体調や精神を病んでしまったり、
離婚をしてしまうリスクがあります。
しかし、
事実として、
ビジネスパーソンになると、
一日に7-10時間、
そして、
週に5日は会社で働きます。
このことをどのように考えるか?
そして、
自分にとっての幸せとは、
何か

それを自分で決めないといけません

一番良くないのが、
中途半端です。
ゴールを決めたら、
そこに向けて一生懸命に進まないといけません

私は、
死なない程度(死んでしまう寸前より、もうちょっとユルイ程度)に仕事を頑張る人生を選びました

さて、
どんなゴールが待っているのでしょうか
