2010年10月31日

更新頻度の高い釈由美子さんのブログ

30歳代の芸能人女子で、
私が好きなのは、
先日にコンサートに行った安室奈美恵ちゃんのほかには、
小雪さん
釈由美子さんの3人です

この3人の中では、
釈由美子さんのブログの更新が最近頻繁に行われていて、
読むのが楽しいです。

1日に2-3回更新している日もあり、
楽しく読めます

なお、
文面から推測すると、
釈由美子さんは、
このブログの更新を、
パソコンではなく、
携帯電話で行っているようです

すごいな

釈由美子さんは、
ことしの1月には、
同い年のイケメン獣医師と結婚の報道がされていましたが(報知新聞)、
8月には、
交際が自然消滅し、結婚が白紙になったとの報道がされています(サンスポ)。

たしかに、
8月以降にブログの更新頻度が高くなったような気がします。

それにしても、
釈由美子さんみたいにきれいな女性でも、
恋愛は、
思い通りにならないようです

恋愛って、
難しいですねぇ

今後も、
釈由美子さんのブログ、
楽しく読みたいと思います

  

Posted by cpiblog01033 at 18:05Comments(0)TrackBack(0)

2010年10月30日

駅伝大会参加辞退

土曜日は、
Air Run TOKYOが主催する駅伝大会に、
当事務所のスタッフ5名と一緒に参加する予定でした。

朝、
起きてみると、
台風接近中ということで、
激しく雨が降っていました

当然に、
大会は中止だと思ったのですが、
Air Run TOKYOのホームページを見てみると、
「暴風雨ではないので、
大会は実施する」という告知がありました。

この激しい雨なのに、
実施するんですか

参加費を徴収する大会だったので、
返金の手間などを考えると、
実施ということになったのでしょう

しかし、
大雨の中で参加して、
事務所のスタッフがみんな風邪をひいてしまうと、
月曜日からの当事務所の業務に支障が出るので、
参加を辞退しました

もっとも、
Air Run Tokyoのホームページを見ると、
あの激しい雨の中でも参加したチームがあるようなので、
主催者の実施の判断は間違っていなかったのでしょう

それにしても、
走るのが好きな人は、
あれぐらいの雨は、
大丈夫なんですね。

びっくりしました

  
Posted by cpiblog01033 at 12:00Comments(0)TrackBack(0)

2010年10月29日

法人税率は下がるが、税金を支払う企業は増えそうです

本日、
既に報道されていますが、
経済産業省が、
法人税率を下げることを実現するための財源案を提示しました

経産省が法人税下げの財源案を提示(ロイター) 

日本の法人税率は諸外国と比較すると高いので、
法人税率は下げたい

しかし、
法人税率を下げると、
税収も下がってしまいます

そうすると、
税収を確保したい財務省は、
法人税率を下げることに同意しないので、
経済産業省が、
税収を上げるための施策を、
政府税制調査会に提示したというわけです。

しかし、
税収は下がるのだから、
支出も減らそうという論理にならないところが、
役人の発想のすごいところです

さて、
税収を増やす施策が、
いくつか経済産業省から提示されていますが、
中小企業やベンチャー企業にとって一番気になるのが、
繰越欠損金の算入制限です

繰越欠損金の詳細は、
以下の国税庁のホームページを見てください。

青色申告書を提出した事業年度の欠損金の繰越控除(国税庁)

この国税庁のホームページに書いてあることを、
簡単に要約すると、
ある会計期間で赤字が生じると、
その後の7年以内に黒字が生じた場合に、
赤字と黒字を相殺できるので、
税金の支払金額を少なくできるというわけです。

この制度は、
赤字を出してしまったが、
その後に復活して、
黒字を出した企業には、
税金の支払金額が減るので、
資金的には、
大変に助かる制度です

ところが、
今回は、
報道内容を見ていると、
黒字と相殺できる赤字の金額を、
制限しようということのようです

私の予想ですが、
相殺できる赤字の金額は、
黒字の金額の5-7割ぐらいが上限となるのではないでしょうか

具体的には、
前期に、
赤字を300万円計上してしまったが、
今期は、
100万円の黒字が計上できたとします。

そうすると、
現在の税制では、
今期の税金の対象となる金額
=今期の黒字100万円−前期の赤字300万円のうちの100万円
=0万円

となり、
利益に対する課税は発生しません

そして、
前期に発生した赤字300万円のうち、
100万円を今期使用したので、
残り200万円は、
あと6年間繰り越せるので、
その間に、
黒字が生じれば、
その黒字と相殺して税金の支払額を減額することができます。

ところが、
経済産業省が提案した内容は、
黒字と相殺できる赤字の金額を制限する内容です。

例えば、
黒字と相殺できる赤字の金額は、
黒字の金額の7割までと制限します。

そうすると、
税制が改正されると、
今期の税金の対象となる金額
=今期の黒字100万円−前期の赤字300万円のうちの70万円(=今期の黒字100万円×7割)
=30万円
となり、
利益が残ります。

したがって、
この利益30万円に対する課税が発生し、
納税をしないといけなくなるというわけです

なお、
税制が改正されると、
1年間で相殺できる赤字の金額が少なくなります。

そこで、
現在の繰越のできる期間7年間は、
10年とか、
15年に延長されることが予想されます。

さて、
問題は、
このような税制改正が実現するかどうかです。

個人的には、
実現すると思います

このような予想の根拠は、
日本の法人税率を下げることは、
急務だし、
今回の赤字の算入制限などは、
経済産業省が、
提案をしているので、
産業界にもある程度は受け入れられるという「読み」が、
経済産業省にあると思います。

個人的には、
単純に法人税率を下げて、
支出を減らせば良いと思いますが、
財務省が、
「YES」と言わない以上、
このような税制改正が行われることは、
受け入れざるを得ないのではと思います

今後も、
税制改正の動向には、
要注意です


  
Posted by cpiblog01033 at 15:59Comments(0)TrackBack(0)

2010年10月28日

eラーニングは、企業研修の主流となるか?

今週は、
月末なので、
申告書のお渡しなど毎月の恒例の仕事があります

そのほかに、
今週中にeラーニングの企画書を作成する仕事を2社分作成しないといけません

この2社は、
最近2週間で作成を依頼されました。

eラーニングは、
数年前(3-5年前か?)にブームとなり、
研修を担当している人事部等の部署では、
講師を呼んで、
受講生に集まってもらう従来の研修を、
eラーニングに置き換えることを検討しました。

この背景としては、
eラーニングだと、
受講生が好きな時間に受講できるし、
講師に支払う講師料を下げることができるのではないかという思惑があったと思います

その当時は、
私も、
「eラーニングが、
企業研修で一般的になると、
セミナーの実施件数が減って、
売上ダウンになるのかな」と心配しました

しかし、
単に、
講師が話しているのをビデオで撮り、
インターネットで流すだけだと、
視聴する受講生としては、
緊張感がなく、
研修効果が上がらないなどの問題が発生しました

そこで、
企業研修の現場では、
受講生が集まって、
講師が受講生の前で話す従来の研修スタイルが、
まだまだ主流という現状です。

しかし、
企業としても、
忙しく働く社員に研修の機会を与え、
かつ、
人材育成を、
効率的に実施しないといけないという背景があるので、
eラーニングに取り組まないといけません

コンテンツを提供する講師としても、
単に実際の受講風景をビデオにとって流すだけでは、
視聴している受講生の緊張感が薄れてしまうので、
単元ごとにテストをしたり、
キャラクターを使用したりして、
ビジュアル上の工夫をして、
受講生が、
緊張感と興味を持って、
eラーニングができるようにしないといけません

さて、
締め切りまであと2日しかないので、
企画書作り、
がんばります


  
Posted by cpiblog01033 at 09:57Comments(0)TrackBack(0)

2010年10月25日

税務署が人件費無視で注力する電子申告

10月の最終週ということで、
やらなければいけないことがたくさんあるが、
あるお客様の会社に、
税務署の人が来るというので、
その会社を訪問した。

税務署の職員が、
その会社を訪問した用件は、
「電子申告(e-TAX)を利用してください」ということです。

国税庁は、
申告と納税をインターネット上で行う「e-Tax」というシステムを数年前に開設したが、
使い勝手が悪く利用率が非常に低かった

そこで、
「e-Tax」の使い勝手を改善するとともに、
税務署の幹部級職員(副署長クラス)が、
各社や会計事務所を訪問して、
e-TAXを使用することを説得する工作を、
2年前ぐらいから熱心に行っている。

最近は、
法人会の訪問を強化しているようで、
本日のお客様も、
地域の法人会の役員をしているので、
税務署の職員の訪問を受けたというわけです。

さて、
税務署職員が先に会社に来ていて、
会議をする部屋で待っていて、
その部屋に入った私はびっくりした

なんと3人もいる

税務署のNO.2の副署長は来ていなかったが、
一般企業における部長と課長と肩書きなしの3人が来ていた。

e-TAXの利用を促す以外に、
他に仕事はないのか?

無茶苦茶、
人件費の高い会議になってしまった

お役所のコスト感覚のない行動にはびっくりする。

もっとも、
e−TAXの利用状況については、
毎年このような利用状況の報告書(平成21年度におけるe−TAXの利用状況について(概要))が発行されている。

したがって、
税務署としても、
システム投資を正当化し、
組織を自己防衛をするのに、
必死とならざるを得ないという状況だ

ちなみに、
この「平成21年度におけるe−TAXの利用状況について(概要)」の別紙1-2を見ると、
利用率が書いてあります。

法人税は、
平成21年度48.9%。

半分が利用していて、
半分が利用していないということになります。

ちなみに、
当事務所は、
利用することにメリットを感じないので、
利用していません

敢えて、
当事務所を正当化すると、
東京のような都会では利用率が低く、
地方では利用率が高いと、
個人的に推測しています。

この推測の根拠は、
地方だと、
税務署に書類を提出するために行くのが遠くて大変という理由のほかに、
法人会など地域の組織に対して、
税務署が各種の強烈なお願いをしていることも背景にあります。

個人的には、
電子申告のメリットをあまり感じないので、
今回の申し出を断ろうかと思ったけど、
法人会の幹部をしているというこの会社の幹部の顔をたてるために、
「了解しました」ということで、
30分で会議は終了


e−TAXの利用率を上げるためには、
システムの使い勝手を良くするために、
地道に改善を積み上げていくべきだと思いますが、
本日のように、
日本的な利用率を上げる方法を目の前にすると、
e−TAXの使い勝手の向上に期待が持てないとともに、
利用しようという気持ちが萎えていきます


  
Posted by cpiblog01033 at 23:00Comments(0)TrackBack(0)

2010年10月24日

コストコ川崎店へ初めて行き、決算書を見ました

コストコというお店、
知っていますか?

倉庫を店舗にしたお店です。

昨年にカリフォルニアに行ったときに、
現地のお店に行って、
お店の大きさと、
取り扱っている商品数の多さなどにびっくりした記憶があります

日本のコストコ社のホームページを見ると、
コストコ社は、
1976年に、
カルフォルニア州で、
開業し、
合併をして、
現在、
世界で、
206店あるそうです。

日本では、
1999年に、
福岡県糟屋郡に出店して、
現在9店あるそうです。

首都圏では、
町田、
川崎、
幕張、
横浜にお店がありますが、
今回は、
都心から一番近い川崎店に行ってみました

まず、
行くと、
店というか倉庫の大きさに圧倒されます。

駐車場は、
何台駐車できるのか分からないぐらい広いです。

また、
お店の所在地は川崎ですが、
東京都内から多摩川を渡ってすぐだし、
横浜は同じ神奈川県なので、
駐車場の車のナンバーを見ると、
地元「川崎」のほか、
「品川」、
「練馬」、
「横浜」となっていて、
広範囲からお客さんが来ていることがわかります。

店内を利用するためには、
個人だと4,200円(税込)の年会費を払って、
会員になる必要があります。

月350円(税込)と考えれば、
妥当な値段しょう

店内に入ると、
広い

そして、
商品の数が多く、
パッケージがデカイ

店内の、
どこに何があるかという案内はないので、
欲しい商品を探すためには、
アメリカンサイズの大きなショッピングカートを押して、
店内をぐるぐる歩いて、
欲しい商品を探すしかありません

店内をぐるぐると歩いていると、
魅力的な商品を見つけてしまい、
当初の予定にはなかったけど、
購入してしまう効果があります

いろいろと歩いているうちに、
このお店は、
基本的には、
アメリカの運営方法をそのまま踏襲していて、
日本に合わせるということをしていないということが判明しました。

まず、
お客が車で来ることを想定し、
逆に言うと、
自転車で来ることを想定していないし、
期待もしていません。

そのために、
商品パッケージが大きい。

また、
ショッピングカートも大型のサイズしかありません。

ホームページの「よくあるご質問」には、
「どうして小さいカート/カゴがないのか」という質問があり、
以下のような回答となっています。

「コストコの商品はアメリカンサイズの大容量の輸入商品や、
業務用のパッケージです。
また、
会員様が大量にお買物をされるケースが多いために小さいカートやカゴのご用意はございません。」

小さいカートやカゴが欲しいという要求があったから、
「良くあるご質問」にも、
顧客の声として掲載していると思うのですが、
「おれたちの方針は、
これだ」みたいなノリで、
自分たちの方針を貫き、
結果として、
コストダウンを実現しています。

そのほか、
レジの代金支払いの方法、
出口でのレシートチェックだけでなく、
社員の顧客への接し方や服装・髪型の自由さなど、
アメリカンな感じで、
コストコ方式で首尾一貫しています。

びっくりしたのはトイレ

便器は、
TOTO」でも、
INAX」でもなく、
American Standard」で、
その便器の設置方法や、
トイレのドアの設置方式も、
足下が良く見えるアメリカ方式。

アメリカに行ったことがない人には、
私の文章力では、
何のことかわからないと思いますが、
アメリカの映画なんかに出てくるようなトイレで、
日本のメーカーの便器を使っていないということです。

徹底して、
コストコ方式を貫いています

なお、
商品は、
安い

しかし、
「少量で、
生産者の顔が見える安全・安心な商品が欲しい人は、
コストコに来るな」という商品構成なので、
消費者も、
コストコとそれ以外のお店を上手に組み合わせて、
利用しているのではと、
推測されます

さて、
ここからが本番。

コストコの決算書を見てみましょう。

ここがアメリカのコストコのホームページですが、
一番下に小さく、
「Invester Relations」があるので、
クリックすると、
投資家向け情報を提供するページになります。

決算月は、
8月で、
Annual Reportは、
12月に発行なので、
現在は、
2009年8月決算版しか見れないので、
2010年8月決算の速報版を見てみましょう。

売上高は約779億ドルで、
営業利益は約20億ドル。

つまり、
売上高営業利益率は、
2.7%なので、
低いです。

安く売っていて、
利益を顧客に還元しているというのは、
嘘ではないようです

ちなみに、
コストコ社の売上高約779億ドルを1ドル=81円で換算すると、
約6兆3909億円。

日本の小売業の売上高と売上高営業利益率と比較してみましょう。

株式会社セブン&アイ・ホールディングスの2010年2月期の売上高が約5兆1112億円で、売上高営業利益率が4.4%。

イオン株式会社の2010年2月期の売上高が約5兆543億円で、売上高営業利益率が2.6%。

株式会社ダイエーの2010年2月期の売上高が約9768億円で、営業利益が約11億円の赤字となっています

日本のセブン&アイ・ホールディング社の善戦が目立ちます

なお、
日本の上場企業で、
小売業の売上高営業利益率の平均は、
東京証券取引所が公表している決算短信集計結果では、
3.56%となっています

さて、
話をコストコ社にもどすと、
2010年8月期を、
2009年8月期と比較すると、
売上高は約9.1%増加、
営業利益は約16.9%増加しているので、
着実に成長をしているし、
売上高営業利益率も、
2.5%から2.7%に少しですが、
改善されています

ちなみに、
上記の日本の小売業3社すべての売上高は、
減少しているので、
成長性に関しては、
コストコ社が良いと言うことが言えます。

また、
倒産の危険性を示す自己資本比率は45.9%と全く問題はありません

なお、
NASDAQに上場していて、
株のチャートを見ると、
7月が1株55ドル前後だったのが、
最近は上昇傾向で、
1株64ドルぐらいになっています。

株価の上昇は、
売上と利益の増加、
そして、
売上高営業利益率の改善などが貢献していると推測できます。

今後も、
コストコに行くことがあると思うので、
この会社に注目したいと思います

  
Posted by cpiblog01033 at 23:58Comments(0)

2010年10月22日

今週発覚したクレジットカードの脱税と美容研究家の脱税

今週は、
月末でやらなければいけないことがあることに加えて、
昼間は、
会議が多く、
夜は、
飲み会もあり
ブログの更新が滞っていました

そこで、
2日分のネタを一気に本日更新です。

まず、
19日(火)に朝日新聞に掲載されていたニュースです。

カード買い物枠現金化、
法の抜け道脱税容疑で業者告発(朝日新聞)


クレジットカードのショッピング枠を現金化する方法で業績を伸ばしていた業者が、
脱税で摘発されたようです。

まずは、
上記の朝日新聞のホームページを見ると、
クレジットカードのショッピング枠を現金化する方法が良く分かります

さらに、
この記事が素晴らしいのは、
記事を書いた記者が、
実際に告発された業者のお店(東京都大田区)で、
クレジットカードのショッピング枠の現金化を実行してみたという点です

百聞は、
一見に如かず

実際に体験してみないとわからないことがたくさんあります。

なお、
脱税金額ですが、
2008年までの3年間で約1億3000万円の所得をごまかして、
約4300万円脱税したそうです。

かなり、
儲かっていたようです

逆に言えば、
それだけ、
ニーズがあるんですね

なお、
推測ですが、
上記の脱税した金額4300万円は、
所得税だけなので、
実際には、
住民税と重加算税を追加で納付しないといけないので、
今回の追加で支払う税金の総額は、
1億円ぐらいではないかと思います

それにしても、
税務署は、
どうやって無申告であることを発見したのでしょうか?

これも推測ですが、
税務署が、
インターネット上で、
商売をしていて、
申告をしていない人や会社を発見する過程で、
この業者を発見し、
摘発したと思います。

インターネット上で、
商売をしている人は、
適切な申告をしましょう

さて、
今週2件目の脱税摘発の話です。

テレビ番組にも多数出演のニューハーフ美容研究家が脱税法人税1億7千万円東京国税局が告発(産経新聞)

摘発されたのは、
株式会社トリプルサン。

会社のホームページは、
同社の社長である「岡江美希のOfficial Web Site」となっています。

産経新聞の記事によると、
社長さんは、
多田美希さんという男性のようですが、
産経新聞の写真を見ても、
会社のホームページを見ても、
美しいお姉さまです

産経新聞の記事によれば、
平成21年3月期までの3年間で、
人件費を水増しして、
所得を約6億1000万円圧縮し、
その結果、
法人税を約1億7000円ごまかしていたとのことです

住民税・事業税・重加算税を含めると、
約3億円ぐらいを支払うことになると思います。

人件費の水増しは、
具体的には、
どうするかというと、
勤務の実態がないにもかかわらず、
給料などを支払うことです。

この人件費の水増しは、
税務調査では比較的簡単に税務署にばれます

どのような手法を使って、
人件費の水増しを解明するかというと、
給料を支払っている人の入社時の履歴書、
振込先の銀行口座、
毎日の勤怠の記録、
机の場所を確認すると、
勤務していないのに、
給料を支払っている人については、
税務調査で判明すると思います。

それから、
別の人件費を増やす方法としては、
社長の奥さんや子供、
親戚の人など勤務の実態がないのに、
親族に給料や報酬を支払うという方法もあります。

これも、
勤務の実態やその親族の人の専門的知識や年齢などを質問すると、
比較的簡単に、
働いていないのに、
親族に給料や報酬を支払っていることが判明します。

なお、
こちらのサンスポの記事を見ると、
取引先の広告会社などに、
架空の経費を支払った上で、
一部を会社に還付させていたと書いてあります。

税務調査においては、
広告宣伝費も必ずチェックされる項目です

本当に広告したのかなどをチェックします。

今回の場合は、
通常の月より高い金額を支払っている取引をチェックして、
本当に広告が行われていたかなどを調べたのだと思います。

以下は、
個人の憶測で書きますが、
この会社は、
急に利益が増えてしまい、
利益を圧縮するために、
社長が、
いろいろなお友達の社長に、
利益を圧縮する方法を聞いたら、
「こんなに良い方法があるぞ」ということで、
人件費や広告費を利用した脱税をしたのだと思います。

ところが、
税務調査の現場を知る私からすると、
人件費や広告宣伝費は、
必ずチェックする項目だし、
ごまかすと簡単にばれる項目です。

安直な脱税は、
重加算税の対象となり、
ため込んだ資金のほとんどを失うこととなります

結果的には、
適切な節税をして、
ある程度の金額の納税をしたほうが、
結果的には、
得するということになります

つまり、
安直な社長仲間のアドバイスは、
非常に高い対価を伴う実例ではないかと思います


  
Posted by cpiblog01033 at 23:45Comments(0)TrackBack(0)

2010年10月19日

Apple社の業績と決算書

そろそろ、
日本では3月決算会社の第2四半期の結果が発表される時期となりました。

アメリカでは、、
アップル社が速報値を発表して、
話題となっています

米アップル決算は予想を上回る、iPad失望誘い株価急落(日本のロイター社)

ちなみに、
アップル社は、
9月決算会社です。

さて、
この報道は、
アップル社のどのような資料が情報源になっているかを、
アップル社のホームページで探してみると、
ここに報道発表資料がありました

ここに表示されている決算書は、
未監査(UNAUDITED)ということなので、
日本でいう決算短信と同じレベルということになります。

上記のロイター社などの記事では、
第4四半期(2010年7-9月)の業績が説明されていますが、
私のブログでは、
2010年9月期の年間の数値を見てみましょう。

売上高は約652億ドルで、
営業利益は約183億ドル。

つまり、
売上高営業利益率は、
28.1%

驚異的に、
効率良く儲けいている会社です

ちなみに、
アップル社の売上高652億ドルを1ドル=81円で換算すると、
約5兆2800億円。

日本の家電メーカーの売上高と売上高営業利益率と比較してみましょう。

Panasonicの2010年3月期の売上高が約7兆4000億円で、
売上高営業利益率は2.6%。


Sonyの2010年3月期の売上高が約6兆2900億円で、
売上高営業利益率は0.4%。


アップル社の高収益体質が良く分かるというか、
日本企業の低収益体質が、
目立ちます

なお、
日本の上場企業の売上高営業利益率の平均は、
東京証券取引所が公表している決算短信集計結果では、
4%弱となっています

さて、
話をアップル社にもどして、
2010年9月期を、
2009年9月期と比較すると、
売上高は約52%増加、
営業利益は約49%増加という、
素晴らしい成長性です

さらに、
倒産の危険性を示す自己資本比率は63.6%と全く問題はなく、
営業活動によるキャッシュ・フローは黒字です

ところが、
このような素晴らしい会社でも、
株価は下げたというからびっくりです

下げた原因は、
iPadが、
予想したほど売れなかったということだそうです。

では、
事実はどうなんだろうということで、
アップル社が発表した上記の報道資料を見ると、
第4四半期の製品別売上台数が記載されています。

売上台数の順序だと
iPhone(1410万台・前年同期比91%の成長(growth))

iPod(905万台・前年同期比11%の減少(decline))

iPad(419万台)

Mac(389万台・前年同期比27%の増加(increase))

となっています。

iPodの売上が減少しているので、
iPadの売上の増加を市場は期待していたようです。

市場は、
満足を知らず、
常に「もっと良く」を望む貪欲さをもっています。

なお、
アップル社の株価は、
アメリカのYahoo!のここで見れます。

まだ、
継続的に下落しているようです

私は、
iPadは所有していますが、
iPhoneも、
iPodも所有していないという珍しいタイプですが
今後のアップル社の動向には、
注目です




  
Posted by cpiblog01033 at 23:27Comments(0)TrackBack(0)

2010年10月15日

安室ちゃん、お大事に

今月の11日の月曜日に、
神奈川県民ホールで、
安室(安室奈美恵)ちゃん全国ツアー「namie amuro PAST<FUTURE tour 2010」を見て、
大変に感動し、
満足した話をブログで書きました

ところが、
既に報道されいているように、
声帯炎のために、
14日(木)に、
東京国際フォーラム・ホールAで開催する予定だったコンサートを中止したそうです(日刊スポーツ)

安室ちゃんの公式ホームページの発表は、
こちらです。

この発表を見ると、
開演時間直前まで回復を試みたけど、
ドクターストップにより中止となったということのようです。

安室ちゃんの11日のコンサートでは、
声が出なかったり、
かすれてしまったりということは、
まったくありませんでした

しかし、
安室ちゃんは、
1曲1曲を、
体の奥底から、
声を振り絞って歌うので、
声帯を痛めてしまったのかもしれません

今でも、
あの11日の安室ちゃんの熱いステージを見た感動は、
忘れられません

安室ちゃん、
ゆっくり休んで、
声帯を治してください。

お大事に
  
Posted by cpiblog01033 at 09:58Comments(0)TrackBack(0)

2010年10月14日

起きてしまう間違いとチェックの重要性

本日は、
2回、
お客様に書類を提示する直前に間違いを発見しました

まず、
1件目は、
昨晩に発見しました。
 
本日の午後に、
ある会社に持っていく資料を、
昨晩見ていたら、
数字に、
おかしい点があることを発見しました

実は、
この資料は、
今年の6月ぐらいから使用しています。

したがって、
これまでに、
何度かチェックをしたのですが、
私も、
間違いに気がつきませんでした。

恐ろしい

午前中に、
事実関係を確認して、
修正をして、
午後に、
修正後の資料をお持ちしました

2件目は、
お昼ごろ発見しました。

明日の午前に、
ある会社に持っていく資料を見ていたらまた間違いを発見

この資料は、
ある会社で使用した資料を、
別の会社用に再利用をして、
作成した資料でした

再利用と言っても、
単に、
社名と日付を変えれば良いのではなく、
いろいろな点を追加・変更する必要がありました。

そこで、
いろいろと本を調べたり、
公証役場などにも書類をチェックしてもらいました。

そんなわけで、
本日の段階では、
もう間違いはないだろうという最終段階でした

ところが、
明日に書類を持参するために、
最後のチェックをしたら、
表面的な間違い1か所と、
本質的な間違い1か所を発見したのです

間違いをしないほうが良いのですが、
実際には、
間違いをしてしまうし、
起きてしまいます

したがって、
何回もチェックしたり、
作成する人とチェックをする人を別にするなど、
仕組みを導入するしかありません

逆に言えば、
過信とか、
油断とか、
手抜きは、
後日に、
修正するのに面倒な手間が発生したり、
さらには、
お詫びや
損失に直結することになります

気をつけよう


  
Posted by cpiblog01033 at 23:00Comments(0)TrackBack(0)