週末は、
メールの数が少なく集中できるので、
相続の仕事をしています。
相続について、
親族間でバトルになると、
大変なことになります。
具体的には、
親族間で、
感情的に不信感を持ってしまうので、
会計士や税理士から妥協策が提案されても、
同意できなくなります。
さらに、
このような案件では、
親族の周囲にいる奥さんとか、
おじさんとか、
友人とかが、
「絶対に負けるな」とか、
言わなくても良いようなことを言ったり、
間違えている知恵を与えたり、
他の人や、
会計士・税理士を中傷して、
感情的な不信感が、
さらに燃え上がります。
そうすると、
終わりのないバトルになるので、
会計士・税理士は、
退場して、
弁護士の登場となります。
この相続のバトルで、
最近有名なのが、
カバンで有名な京都の「一澤帆布工業」の案件です。
先代が、
2001年に亡くなってから、
現在も、
長男・四男連合と三男との間で、
訴訟が続いていて、
26日に、
三男側勝訴の判決が、
京都地裁で出ました(読売新聞)。
訴訟の歴史は、
Wikiを見てみると良いでしょう。
お金が大切ではないとは言いません。
とくに、
会社を経営している創業家にとっては、
経営を安定化させ、
成長させるるためには、
一族のお金を守ることは、
重要です。
しかし、
お金に関する問題で、
親族間で争っても、
なにも良いことはありません。
みんなわかっているのですが、
やっちゃう人たちは、
争いをやってしまいます。
争いを回避するためには、
先代(社長)が、
元気で、
適切な判断ができる時に、
一族全員を集めて、
会議を開催して、
方向性を示し、
基本的な合意を、
一族のみんなから得ることが、
お勧めです。
なお、
土地の価格を知りたい人は、
税務署の発表する路線価が、
インターネットで見ることができます(国税庁)。
また、
住宅地図を見たい時には、
ゼンリンが、
住宅地図を、
セブンイレブンで印刷して、
受け取れるサービスを実施しているので、
とても便利です。
もちろん、
顧問契約のある会計事務所を活用してください。