景気も悪くないような雰囲気がありますが、
業績の厳しい会社もあるようです

パナソニック:本社従業員を半減へ 12年度中に(毎日新聞)
パナソニックが、
平成12年度中をメドに、
本社の従業員約7,000人を半減するそうです。
まず、
本社の管理部門に、
7,000人いることがすごい
。
この毎日新聞の記事によると、
パナソニックの国内従業員は、
約10万人。
このうち、
本社の調達や品質保証、
情報システムなど事務部門4,000人と研究開発部門2,000人、生産技術部門1,000人が、
削減対象で、
これを半分にするらしい。
個人的な予想ですが、
人数を半分にすると、
当初は混乱すると思いますが、
しばらくすると、
無駄な業務や会議、報告書が省略され、
問題なく、
組織は機能し、
業務は進行すると思います
。
さて、
パナソニックの平成24年3月期の決算短信を見てみましょう
。
米国会計基準に準拠して、
作成されています。
売上高は、
7兆8,462億円ある巨大企業ですが、
前期比9.7%の減少
。
ちなみに、
海外の売上比率は、
約47%です。
営業利益は、
前期比85.7%減少し、
437億円しかないので、
売上高営業利益率は、
0.6%しかありません
。
そして、
早期退職一時金を、
1,009億円、
事業構造改造費用を、
7.671億円計上していることもあり、
当期純利益は、
7,721億円の赤字です
。
こんな状況なので、
営業活動によるキャッシュ・フローは、
368億円の赤字
。
さらに、
投資活動によるキャッシュ・フローと、
財務活動によるキャッシュ・フローも、
赤字なので、
現金及び現金同等物期末残高は、
約4,004億円減少し、
5,744億円になっています
。
急速に減っています
。
ただし、
現金及び現金同等物期末残高は、
急速に減っていますが、
5,744億円あるし、
自己資本比率も、
29.2%あるので、
すぐに倒産することはないと思いますが、
本社の人員削減を含む大規模なリストラが必要なことは、
明白です
。
なお、
セグメント情報を見ると、
その他を含めて、
8つの事業があります。
平成23年3月期では、
赤字の事業が1つでしたが、
平成24年3月期では、
3つに増えています
。
また、
残りの5つの事業でも、
1番高い営業利益率の事業は、
5.3%
。
会社に、
稼ぎの良い事業がないという状態です
。
ちなみに、
apple社の2011年9月期の決算書では、
売上高営業利益率は、
31.2%
、
同じく2012年9月期の第2四半期の決算書では、
売上高営業利益率は、
38.2%
。
また、
apple社の2011年9月期の決算書によると、
売上高は、
108,249百万ドルなので、
1$=80円で円換算すると、
売上高については、
パナソニック社とほぼ同規模です
。
さて、
なにがこの2社の現状を決めたのでしょうか
?
そして、
この2社の未来はどうなるのでしょうか
?
パナソニックが、
平成12年度中をメドに、
本社の従業員約7,000人を半減するそうです。
まず、
本社の管理部門に、
7,000人いることがすごい

この毎日新聞の記事によると、
パナソニックの国内従業員は、
約10万人。
このうち、
本社の調達や品質保証、
情報システムなど事務部門4,000人と研究開発部門2,000人、生産技術部門1,000人が、
削減対象で、
これを半分にするらしい。
個人的な予想ですが、
人数を半分にすると、
当初は混乱すると思いますが、
しばらくすると、
無駄な業務や会議、報告書が省略され、
問題なく、
組織は機能し、
業務は進行すると思います

さて、
パナソニックの平成24年3月期の決算短信を見てみましょう

米国会計基準に準拠して、
作成されています。
売上高は、
7兆8,462億円ある巨大企業ですが、
前期比9.7%の減少

ちなみに、
海外の売上比率は、
約47%です。
営業利益は、
前期比85.7%減少し、
437億円しかないので、
売上高営業利益率は、
0.6%しかありません

そして、
早期退職一時金を、
1,009億円、
事業構造改造費用を、
7.671億円計上していることもあり、
当期純利益は、
7,721億円の赤字です

こんな状況なので、
営業活動によるキャッシュ・フローは、
368億円の赤字

さらに、
投資活動によるキャッシュ・フローと、
財務活動によるキャッシュ・フローも、
赤字なので、
現金及び現金同等物期末残高は、
約4,004億円減少し、
5,744億円になっています

急速に減っています


ただし、
現金及び現金同等物期末残高は、
急速に減っていますが、
5,744億円あるし、
自己資本比率も、
29.2%あるので、
すぐに倒産することはないと思いますが、
本社の人員削減を含む大規模なリストラが必要なことは、
明白です

なお、
セグメント情報を見ると、
その他を含めて、
8つの事業があります。
平成23年3月期では、
赤字の事業が1つでしたが、
平成24年3月期では、
3つに増えています

また、
残りの5つの事業でも、
1番高い営業利益率の事業は、
5.3%

会社に、
稼ぎの良い事業がないという状態です

ちなみに、
apple社の2011年9月期の決算書では、
売上高営業利益率は、
31.2%

同じく2012年9月期の第2四半期の決算書では、
売上高営業利益率は、
38.2%

また、
apple社の2011年9月期の決算書によると、
売上高は、
108,249百万ドルなので、
1$=80円で円換算すると、
売上高については、
パナソニック社とほぼ同規模です

さて、
なにがこの2社の現状を決めたのでしょうか


そして、
この2社の未来はどうなるのでしょうか

