2015年12月21日

税理士試験の合格発表がありました

先週の19日の金曜日に、
税理士試験の合格発表がありました

この合格発表と同時に、
国税庁が「平成27年度(第65回)税理士試験結果」という資料を公表しました。

この資料と、
平成26年度(第64回)税理士試験結果」という資料を比較すると、
受験者数は、
相変わらず、
減少傾向です

受験者数を比較すると、
平成26年度が45,337人、
平成27年度が41,031人なので、
約10%の減少です。

この受験者数の減少は、
公認会計士試験と同じです。

受験者数が減っているというのは、
会計士と税理士が、
職業として、
魅力がないと社会に判断されているという事なので、
業界に所属する一人として、
寂しく、
残念です

受験者数の減少は、
公認会計士試験と同様に、
以下の理由が、
推測できます

1・
合格するために、
専門学校に行く必要があり、
お金が必要。

2・
5科目勉強するまで、
勉強しないといけない。

なお、
合格に要する年数は、
個人差がありますが、
3−7年ぐらいだと思います。

3・
合格率は低い

4・
合格後の給料は、
高給が約束されるということではないので、
勉強に費やしたお金と時間、
そして、
合格率が低いというリスクに見合っていない

なお、
税理士試験は、
5科目の合格が必要ですが、
数年に分けて、
合格すればよいというシステムになっています

逆に言えば、
合格するまでに、
長期間を要するリスクがあります。

したがって、
合格するための勉強に、
集中できなくて、
途中で断念したり、
断念ができなくて、
ダラダラと、
受験を継続するリスクがあるとも言えます

平成27年度の合格率は、
各科目とも、
9−18%ぐらいで、
平均すると、
15.2%

平成26年度の合格率は、
各科目とも、
8−18%ぐらいで、
平均すると、
13.8%なので、
平成27年度の合格率は、
若干、
上がったという事になりますが
合格が、
容易ではないということには、
変わりがありません

なお、
受験者数及び合格者数の約40%が女性です

私自身は、
税理士は、
社会的必要性のある職業であると判断しているので、
ご興味のある人は、
ぜひ、
試験の合格に、
挑戦して下さい

特に、
女性の皆さんにとっては、
税理士の資格を取ると、
結婚や出産などの人生のいろいろな局面においても、
仕事を継続できる可能性が高い仕事だと思うので、
資格の取得を目指して、
勉強をすることを検討していただけると、
業界に所属する一人として、
うれしいです

さて、
当事務所では、
今回の税理士試験を、
スタッフ2名が受験。

今回は、
残念ながら2名とも、
不合格でした

不合格だったH君とY君は、
不合格の原因を分析して、
対策をして、
来年の税理士試験の合格を目指して、
頑張って、
勉強と仕事をしてください

なお、
当事務所は、
働きながら、
会計士試験、
または、
税理士試験の合格を目指す人を、
アルバイト、または、正社員として雇用をして、
応援しています。 
  

Posted by cpiblog01033 at 15:48Comments(0)TrackBack(0)