本日の午前中は、昨日に引き続き、日本会計士協会主催の研修に参加。
本日のタイトルは、「役員報酬課税の今日的課題」。
個人的には、役員報酬の現在の法人税法上の取り扱いは、
時代の流れから、完全に取り残されていると思う。
具体的には、税法上では、1会計期間中において、
役員報酬は、一定金額でないと、税金上の計算において不利になる。
つまり、役員にも、業績連動給を導入しようとすると、
通常より、多くの法人税等を支払うことになる。
したがって、
社員は、業績連動給なのに、
役員は、安定的な給与体系にしないと税金の扱いは不利になるというのは、
社員から見ると、納得できないだろう。
さらに、同業他社の役員報酬と比較して、
その会社の役員報酬が多すぎると、
税務署が判断すると、
その会社は、役員報酬を多く払うことによって、
故意に会社の利益を圧縮して、課税を免れていると税務署が判断して、
税務署が課税することもできるのだ。
公務員である税務署職員が、
リスクを負って仕事をしている企業の役員の報酬について、
多すぎる・少なすぎるを判断する資格はないと思うが、
税務署は、こんな馬鹿な判断をする権限を持っているのだから恐ろしい。
本日の先生は、税務署出身で、現在、大学教授ということなので、
「税務署よりの発言をするのだろうなぁ〜」と予想していたが、
見事に予想は外れて、税務署の姿勢を批判していました。
税務署出身の人が、税務行政を批判することは非常に少ないだけに、
びっくりしました。
日本も良いほうへ変わるかもしれません。
14時から、某社の取締役会に出席。
議題は、半期の数字の報告や営業戦略など。
社外取締役と社内取締役の議論は、
実績と実力があることを背景に議論をしているので、
面白かったです。
17時過ぎに事務所に戻り、少し仕事をしてから、再度外出。
19時より(大前研一の)アタッカーズ・ビジネススクールで、セミナーの講師。
この仕事は、このブログを見ていただいたスクールの責任者に声をかけていただき実現しました。
新しい出会いを生むブログってすごいですね!
なお、この担当者のブログをリンク集に入れておきましたので、
興味のある方は見てください。
今日のタイトルは、「2005年型経営の本質」。
受講生は予想より少なかったのですが、
おおむね好評だったようでほっとしました。
22時前にアタッカーズ・ビジネススクールを失礼して、
事務所に戻る。
そろそろ月末が近いので、ひたすらお仕事。
現在、4時前。
そろそろ帰ります。
今日は、いろいろなことがあった1日でしたが、
明日は、眠さと戦う1日になりそうです。