2007年03月12日

日興コーディアルの上場維持に対する感想と基準のない日本社会について

本日は、いろいろ書きたいことがあったが、
全部やめます。

日興コーディアルグループの上場維持が決定された。(毎日新聞)

個人的には、納得できない

上記記事に書いてあるように、
東京証券取引所は、189億円の利益の水増し金額や粉飾した利益の増加率を、
「投資家に与える影響は、軽微」だと判断したようだ。

うーーーん。
確かに、今回の決定を妥当と考える人もいます。

http://www.tez.com/blog/
(公認会計士磯崎哲也先生のブログ)

まさに、おっしゃるとおり。
反論の余地はございません

しかし、ここ1週間のマスコミの報道を見る限り、
上場廃止の方向性だったことは確か。(2007年3月9日の日本経済新聞)

この週末で何が起こったのか?

上場廃止基準が明確でないことを理由として、
政治家や経済人が、金融庁や東京証券取引所に、
政治的な圧力をかけたことは、容易に想像できる。

この国では、やはり、大企業は安泰なのか?

また、この上場廃止問題で、
大きく稼いだ会社や人がいるのであろうか?

中小企業やベンチャー企業に日常的に接している身としては、
磯崎先生がおっしゃる正論は、正論として認める一方で、
基準がない部分での、
日本社会のあいまいさや、やりきれなさは、強く感じる。



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