2008年03月24日

民事再生法の適用申請を出したレイコフ

先週の出来事をネタにしてすいません

先週の20日(木)に、
大阪証券取引所のヘラクレス市場に上場している株式会社レイコフが、
民事再生法の適用申請を大阪地方裁判所に提出しました。

このレイコフ・グループは、
不動産投資ファンド事業を核として、
不動産に関わる全てのソリューション事業を行うことを目的としている企業グループだ。

倒産した原因は、
この民事再生法の適用を申請したことを発表した文書に、記載されている。

要約すると、
借入金をすることによって、
不動産物件を取得し、
その不動産の価値を高めて、
売却するビジネスをしていたが、
サブプライム問題で、借り入れができなくなったり、
不動産の売却ができなくなり、
資金繰りに窮したということのようだ。

このような結末を暗示していたのが、
平成19年8月期の決算。

平成19年8月期の決算短信を見ると、
売上高営業利益率は、10.7%で、
自己資本当期純利益率(ROE)は、14.8%なので、
収益性は問題ない

安全性の指標である自己資本比率は、
21.1%なので、日本企業の平均よりは低いが、
危険水準というわけではない。

成長性は、
売上高増加率が、35.4%増、経常利益増加率が69.8%増、
当期純利益増加率が、68.5%なので、
問題ない。

ところが、
連結キャッシュ・フローの状況を見るとびっくり

2会計期間連続して、
営業活動によるキャッシュ・フローはマイナス、
投資活動によるキャッシュ・フローもマイナス、
財務活動によるキャッシュ・フローがプラスである。

つまり、本業は、全くキャッシュを生み出していないことになる。

ちなみに、
有価証券報告書を確認してみると、
平成16年8月期より、
4会計期間連続して、営業活動によるキャッシュ・フローは、マイナスだ。

企業の決算書を見て判断する時には、
損益計算書や経営分析値だけでなく、
キャッシュ・フロー計算書もきちんと見ないと、
判断を誤りますよという典型的な事例だと思う

さて、再生できるのか。
それとも、外資に激安で買われてしまうのでしょうか。

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/cpiblog01033/51326761