本日はある会社の取締役会に参加。
この会社は、
最近ある大手の会社からの資本を受け入れ、
この大手企業の子会社となっている。
したがって、
取締役会には、
この大手企業の取締役も参加している。
この取締役さんは、
現役バリバリの取締役さん。
この会社の経営状態をチェックする表を見ているときに、
私は、「すげーーー」って、思いました。
なぜか。
この会社の経営状態を示す表とコメントは、
残念ながら、見やすいとは言えない。
ところが、この取締役さんのチェックのスピードが速い、速い、超高速。
この見やすいとは言えない表の中から、
問題点やさらなるコメントを必要とする点を、
ズバズバと指摘。
そして、経営上の問題点や改善点などを鋭く指摘。
マジ、すごかったです。
「知識」、「経験」、「集中力」が、生み出すプロフェッショナルのすごさを見せていただきました。
私も頑張ろうと、素直に思いました。
こんな人と仕事ができて幸せです。
一方で、
ネットには、
山梨県教育委員会が、8350万円の源泉所得税の納付を忘れて、750万円の追徴を受けたというおバカな記事が出ていました(毎日新聞)。
この記事によると、
納付漏れをしたのは、2007年6月。
発覚したのは、2008年4月。
つまり、約2年間、きちんとチェックをしないで、
承認の印鑑をぽんぽんと押していたわけだ。
書類に承認者の印鑑が多い会社は、
内容を見ないで、ぽんぽんと印鑑を押している。
このような会社は、
管理者が印鑑を押す書類が多いので、
内容を吟味していない。
したがって、
間違い等が発覚した後に稟議書などを見せていただくと、
「あーーあ、こんなにたくさんの人が印鑑を押しているけど、
みんな内容を良く見てないんだ。」
なんてことになります。
さらに、こんな組織では、責任関係も不明確。
今回も、「訓戒」だそうです。
ぼろぼろの組織力です。