2008年09月25日

2008年典型的倒産パターン「Human21」。株主優待は、新米!

9月の月末ですが、
ようやく今月の決算・申告案件のゴールが見えてきました

いやいや、今月は忙しかった

スタッフのみなさん、お疲れ様

そんなわけで、水曜日の夜から、
無事に大阪出張

仕事の内容は、
クボタ社の社員向けセミナーの仕事で、
2泊3日の出張です。

6月から始まったクボタ社さん向けのセミナーですが、
今回で、
今期は最終回。

有終の美を飾るために、
気合いを入れる

受講者は、
2-4年目ぐらいの若手社員で、
30名ぐらい。

本日のセミナーは、
決算書の基本的な読み方。

まったく決算書を見たことがない人が、
1日で連結キャッシュ・フロー計算書まで読めるようにするので、
聞く側の受講生も、体力を使う。

セミナーは、
18時前に無事終了。

お疲れ様でした。
明日もよろしくお願いします。

さて、
ブログの更新ネタとしては、
第2四半期を迎えて、
連日のように続く「倒産ネタ」を扱わないわけにはいかない

まずは、9月19日に民事再生法を適用した「Human21」から、スタート。

ジャスタックに登録している不動産業の会社で、
一戸建てやマンションの販売をしている会社です。

逆にいえば、
この2008年6月以降、多発している倒産の典型的業種です

恒例で、
最新の決算短信(平成20年4月期)を見てみる。

「あーー、こりゃだめだ。」

2008年、典型的な倒産企業の決算内容です

収益性は低下
(売上高営業利益率が、9.6%=>5.6%)

安全性は、
危険水準に突入
(自己資本比率が、8.0%)

成長性は、
急成長に、急ブレーキ
(売上高増加率は、70%増から6.3%減、
営業利益増加率は、96.5%増から47.5%減)

キャッシュ・フローは、
2期連続で
営業活動によるキャッシュ・フローが赤字、
投資活動によるキャッシュ・フローが赤字、
財務活動によるキャッシュ・フローが黒字。

営業活動によるキャッシュ・フローの赤字は、
当然に、
棚卸資産(在庫)の急増が背景となっている。

ちなみに、
2008年4月期の売上高は、
約339億円なのに、
棚卸資産残高は、
約340億円で、
1年で約80億円の増加である。

こんな状態なので、
現金および現金同等物の期末残高は、
1年で約37億円から約14億円へと半減。

こんな資金状況を見れば、
約1年分の売上高と等しい棚卸資産(在庫)が、
計画通りに売れなければ、
資金的に危機に陥ることは、
誰でもわかる。

平成21年3月期の業績予想で、
増収減益の予測を出しているが、
平成21年3月を迎えることなく、
民事再生法の適用となりました。

合掌

株主優待制度も、中止となりました。
宮城産のこだわり新米を待っていた株主さんは、
がっかりでしょう

急成長企業の光と影という典型的パターンです。
しばらく、倒産ネタが続く予定です。



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