このブログで、
2008年11月にアルファロメオ156TIの6MTを売却して、
中古のアルファロメオ147の1.6LのMTを購入した話をしたと思います。
実は、
その時点から、気になっていることがありました。
私が売却したアルファロメオ156TIは、
はたして、
いくらの値段で中古車として販売されるのか
みなさんも、
推定してみてください。
まず、
私が売却したアルファロメオ156TIの概要説明
新車時のカタログ上の販売価格:450万円
売却時の経過年数:4年
(車の耐用年数は、6年とします)
この上記の条件から、
帳簿上の金額が計算できます。
概算で、
450万円×((6−4)/6)年=150万円
では、
この金額を参考として、
私がチェッカーモータースに売却した金額はいくらだと思いますか?
回答は、
約120万円。
つまり、
私は、
30万円の売却損です。
さて、
チェッカーモータースは、
約120万円で購入した車の外装をちょっときれいにして、
1ヶ月後の去年の12月に販売を開始しました。
さて、
この約120万円で仕入れた車を、
チェッカーモータースは、
いくらで販売していると思いますか?
この金額で、
現在、販売中です。
意外と高くないですか
私から購入して、
店頭で販売するまでの約1か月の整備料を考えると、
粗利益率40%というところでしょうか。
どうなんでしょう、この粗利益率。
個人的には、
30%ぐらいかなーと思っていただけに、
ちょっと高めの利益率です。
もっとも、
チェッカーモータースとしては、
在庫リスクを負い、
販売時の多少の値引きを考慮すると、
こんな値段になるのかなという気がします。
最後にまとめると、
1・中古車の予想売却(市場)価格の半分の価格で購入(粗利益率50%)
2・店頭で販売するまでの整備費用は、中古車の予想売却(市場)価格の10%以内(これで粗利益率は、40%に低下)
3・最終的に、
チェッカーモータースは、
販売時の値引き等を考慮しても、
中古車販売では、
粗利益率35%を確保。
このように考えると、
店頭で販売開始をした直後に売れれば、
中古車販売は、
利益率の良い商売であると判断できます。
もっとも、
現実的には、
アルファロメオ156TIは、
本日現在では売れていないので、
チェッカーモータースは、
在庫リスクを負っていることになります。
商売って、
難しいですね。
ちなみに、
どなたかこの中古のアルファロメオ156TIを買いませんか?
エンジンは、
V6で最高だし、
事故歴なしで、
革のシートの禁煙車。
バッテリーも替えたばかりだし、
タイヤも替えてから、
まだ1万キロぐらいしか走っていません。
ただし、
夏場にエアコンは、
ほとんど効かないので、
車内はエコな環境(非常に暑い)です。
それから、
この車は故障しているのが当然なので、
あなたは、
車や販売店、整備工場を決して怒ったり、
恨んだりしない、
人間性の大きさが必要です。
とにかく、
あなたが購入しようとしているのは、
アルファロメオ。
「工業製品」として、
信用したり、
信頼してはいけません。
それでも、
とても魅力的な「商品」です。