2009年01月20日

中古車の祖利益率を推定してみる

このブログで、
2008年11月にアルファロメオ156TIの6MTを売却して、
中古のアルファロメオ147の1.6LのMTを購入した話をしたと思います。

実は、
その時点から、気になっていることがありました。

私が売却したアルファロメオ156TIは、
はたして、
いくらの値段で中古車として販売されるのか

みなさんも、
推定してみてください。

まず、
私が売却したアルファロメオ156TIの概要説明

新車時のカタログ上の販売価格:450万円
売却時の経過年数:4年
(車の耐用年数は、6年とします)

この上記の条件から、
帳簿上の金額が計算できます。

概算で、
450万円×((6−4)/6)年=150万円

では、
この金額を参考として、
私がチェッカーモータースに売却した金額はいくらだと思いますか?

回答は、
約120万円。

つまり、
私は、
30万円の売却損です

さて、
チェッカーモータースは、
約120万円で購入した車の外装をちょっときれいにして、
1ヶ月後の去年の12月に販売を開始しました。

さて、
この約120万円で仕入れた車を、
チェッカーモータースは、
いくらで販売していると思いますか?

この金額で、
現在、販売中です。

意外と高くないですか

私から購入して、
店頭で販売するまでの約1か月の整備料を考えると、
粗利益率40%というところでしょうか。

どうなんでしょう、この粗利益率

個人的には、
30%ぐらいかなーと思っていただけに、
ちょっと高めの利益率です。

もっとも、
チェッカーモータースとしては、
在庫リスクを負い、
販売時の多少の値引きを考慮すると、
こんな値段になるのかなという気がします。

最後にまとめると、
1・中古車の予想売却(市場)価格の半分の価格で購入(粗利益率50%)
2・店頭で販売するまでの整備費用は、中古車の予想売却(市場)価格の10%以内(これで粗利益率は、40%に低下)
3・最終的に、
チェッカーモータースは、
販売時の値引き等を考慮しても、
中古車販売では、
粗利益率35%を確保

このように考えると、
店頭で販売開始をした直後に売れれば、
中古車販売は、
利益率の良い商売であると判断できます。

もっとも、
現実的には、
アルファロメオ156TIは、
本日現在では売れていないので、
チェッカーモータースは、
在庫リスクを負っていることになります。

商売って、
難しいですね

ちなみに、
どなたかこの中古のアルファロメオ156TIを買いませんか?

エンジンは、
V6で最高だし、
事故歴なしで、
革のシートの禁煙車。

バッテリーも替えたばかりだし、
タイヤも替えてから、
まだ1万キロぐらいしか走っていません。

ただし、
夏場にエアコンは、
ほとんど効かないので、
車内はエコな環境(非常に暑い)です

それから、
この車は故障しているのが当然なので、
あなたは、
車や販売店、整備工場を決して怒ったり、
恨んだりしない、
人間性の大きさが必要です

とにかく、
あなたが購入しようとしているのは、
アルファロメオ。

「工業製品」として、
信用したり、
信頼してはいけません

それでも、
とても魅力的な「商品」です



Posted by cpiblog01033 at 23:03│Comments(0)