最近、ブログの更新が滞り気味。
理由は、
暗い話題が多いですからね。
雇用削減など、
暗い話題に触れていると、
自分の気持ちも暗くなり、
ブログを書く気力が萎えます。
今日は、
車ネタから始めます。
C.ロナウドが交通事故、フェラーリ大破(サンスポ)
ロナウド、やっちゃいました。
でも、無傷で本当に良かったですねぇ。
上記、
サンスポのサイトでは、
事故の様子が、
6枚の写真で見れます。
壊れる前の新車情報は、
日本の輸入元であるコーンズのサイトでご覧になってください。
このサイトによると、
右ハンドル車もあるし、
消費税込みで、
約3500万円と大変に魅力的な価格となっています。
こんな車に乗ってかっ飛ばすと、
厳しい現実を忘れられそうですが、
セルフコントロールができないと「あの世」に行ってしまうので、
車の運転には、
注意しましょう。
なお、
3連休で時間の余裕がある人は、
英語の勉強ということで、
CNNの英語サイトで、
読んでください。
さて、
本題。
「あの世」の話です。
今月末から、
第3四半期(2008年10-12月期)の決算数値が多くの企業から発表されます。
そんなわけで、
1月9日は、
決算発表前に、
2社の上場企業が倒産。
1・東新住建株式会社(ジャスダック)
2・株式会社クリード(東証1部)
どちらも、
広義の不動産業。
狭義で言うと、
東新住建は、
旧来の戸建てやマンションの販売、
クリードは、
新しいタイプの不動産投資や運用をしている会社です。
つまり、
不動産業は、
全般的に厳しいということです。
東新住建は、
会社沿革によると、
会社設立が、1976年。
つまり、
会社設立より30年経過ということで、
会社の寿命は30年説に、
ピッタリ合致するパターンです。
最新決算期は、
平成20年6月期(決算短信)。
売上高や利益は減少傾向ですが、
利益は黒字を確保。
しかし、
売上高営業利益率は、1.5%という低収益率。
借入金を利用して成長を実現してきたので、
自己資本比率は、7.6%と危険水準。
キャッシュ・フローを見てみると、
営業活動によるキャッシュ・フローは、
プラスを確保していますが、
財務活動によるキャッシュ・フローは、
銀行に長期借入金の返済をしているので、
マイナスとなり、
資金繰りを圧迫しています。
さらに、
11月に発表した第1四半期では、
営業赤字で、
平成21年6月期の業績予想を赤字決算と予想しています。
順当にお亡くなりになったパターンです。
さて、
クリードも見てみましょう。
クリードは、
民事再生法ではなく、
会社更生法の適用を申請しています。
最近では珍しいです。
首脳陣が退陣してしまうんですね。
クリードは、
会社概要によると、
会社設立が、1996年。
つまり、
会社設立より12年で、
東証1部に上場し、
倒産してしまったというジェットコースターな一生でした。
太く、短い、波乱万丈な人生だったと推測されます。
最新決算期は、
平成20年5月期(決算短信)。
利益は減少傾向ですが、
利益は黒字を確保。
さらに、
売上高営業利益率は、21.0%と収益性は高く、
自己資本比率は、19.2%なので、
まだまだ危険水準には、
突入していません。
しかし、
キャッシュ・フローを見てみると、
営業活動によるキャッシュ・フローは、
約70億円の赤字。
過剰在庫が予想されるので、
貸借対照表を見てみると、
すごい状況になっています。
売上高が、
約423億円の会社ですが、
棚卸資産(在庫)が、
約809億円あります。
うーん、
売上の急拡大を前提として、
在庫を持っちゃったんですね。
こんな感じで、
会社としては、
勝負をかけたわけですが、
会社の発表した11月のリリースで、
勝負の結果は出てしまったようです。
21年5月期の業績予想を下方修正しています。
その下方修正の幅が、豪快。
売上高:800億円=>270億円
営業利益:96億円の黒字=>50億円の赤字
当期純利益:28億円の黒字=>110億円の赤字
こんな大幅な下方修正では、
会社の計画立案能力や管理能力が、
投資家や金融機関から疑われてしまいます。
また、
在庫を全部販売するのに、
何年要するかわかりません。
そんなわけで、
順当にお亡くなりになったということです。
こんな会社の経営はやってられないから、
民事再生法ではなく、
会社更生法にしたのでしょうか?
これから、
まだまだ上場企業の倒産は、
多発されると予想されます。
厳しい時代が続きそうです。