私は、
飲みに行くと、
ビールを2、3杯飲んで、
赤ワインにするというパターンが多い。
この飲みのパターンが、
一番楽しい時間を過ごせて、
かつ、
次の日の胃の状態も問題ないという必勝パターンです。
では、
ビールの銘柄で一番好きなのはなにかというと、
サントリーのモルツ。
モルツは、
麦芽と水だけで作られていて、
他社のビールと異なり、
米は使われていません。
その原材料と水へのこだわりが好きで、
10年以上モルツを愛飲しています。
そのモルツを製造しているサントリーの決算発表(2008年12月期)がありました。
暗い話題が多い企業の業績ですが、
報道によると、
売上高、当期純利益が過去最高らしい(日本経済新聞)。
私も、
売上と利益に貢献しているので、
さっそく実際の決算書を見てみましょう。
有価証券報告書も作成していますが、
完成は3月なので、
今回は、
決算短信に準じたフォームの数値(連結)を見てみましょう。
売上高は、
約1兆5000億円。
ちなみに、
キリンビールの売上高が、
約2兆3000億円(業績予想)。
アサヒビールの売上高が、
約1兆4650億円(業績予想)。
つまり、
グループの売上規模では、
サントリーは、
アサヒビールを上回るということになります。
さて、
収益性。
通常、
食品会社の収益性は悪い会社が多いです。
しかし、
サントリーは、
食品会社としては、
健闘しています。
売上高営業利益率は、
5.4%。
自己資本当期純利益率は(ROE)は、
8.1%。
日本平均は、
それぞれ6%、9%なので、
どちらもほぼ日本平均です。
安全性の指標である自己資本比率は、
ほぼ日本平均である34.4%。
なお、
営業活動によるキャッシュ・フローは、
当然、プラスで、
問題ありません。
最後に成長性は、
売上高増加率が1.2%とそれほど高くないですが、
営業利益増加率は、
赤字や減益になる会社が多い中で、
8.0%の増加を確保しているのは、
立派と言えます。
ただし、
平成21年12月期の業績予想は、
売上高増加率は2.8%、
営業利益増加率は0.9%と、
厳しい数字を予想しています。
あと、
サントリーは、
非上場企業ですが、
特徴的な数字はないかと捜してみると、
配当性向が12.9%。
日本平均が約30%ぐらいなので、
低いですが、
配当性向が低くても許されるのが、
非上場企業。
結果的に、
内部留保が高くなります。
このことが、
1963年のビール事業に参入以来、
ずーと、
赤字だったにもかかわらず、
ビール事業を継続して、
ようやく2008年12月期にビール事業の営業黒字を達成したできた要因かもしれません。
上場企業と非上場企業、
どちらにも良い点と悪い点があります。
さて、
長くなりました。
ブログ書きはここでやめて、
ビール事業の黒字化を祝って、
モルツで乾杯しましょう。
モルツって、おいしいですよ。
それに、
スーパーだと、
他社ビールより、
1or2円安い
ぜひ、飲んでみてください。