そろそろ、
確定申告の期限である3月16日(月)が近くなってきた。
そんなわけで、
日曜日は出勤。
電話もメールも少ない環境で落ち着いて取り組んだのは、
贈与税の申告書の作成。
株式を贈与すると、
いろいろな資料を見て株価を計算することが必要なので、
落ち着いて、
集中しないと間違えるリスクが高い。
そこで、
この週末の作業となってしまった。
時間的には余裕がある「はず」だったのだが、
実際には、
贈与税に専念できず、
申告書の作成が完了したのは、
夕方近い時間になった。
「これは、まずいことになってしまった」
贈与税を支払う人には、
贈与税の納付書をお渡しして、
税金を支払ってもらう。
この税金の支払いは、
金融機関のATMではできなくて、
金融機関の窓口に行かないといけない。
贈与税は、
社長さん個人の話なので、
会社の総務や経理の人に、
「これ、銀行に行って、払ってきて」
と、お願いしにくいのが実情だ。
そのため、
金融機関の窓口に行く時間を予定してもらうためにも、
なるべく早く納付書を渡してあげたほうが、
親切である。
明日の月曜日に納付書を宅急便で送付すると、
窓口に行けるのは、
火曜日以降。
明日の1日が無駄になってしまう。
そこで、
この社長さんの会社は、
当事務所から車で5分のところにあるので、
実際に車で会社に行って、
納付書を会社の郵便受けに入れることにしました。
何の問題もなく5分で到着し、
会社の前に路上駐車。
そうすると、
向こうから見覚えのある姿が、
近寄ってきました。
なんと納付書を渡したい社長さんです。
「金井さん、どうしたんですかー?」
あまりの偶然にお互いびっくり。
この社長さんは、
会社の近所で勉強会があり、
終了後に会社に寄ったそうだ。
「会議をしましょう」と、
日程の調整をすると、
お互い空いている日時を見つけるのが難しいのに、
まったく予定もしていない日曜日に会ってしまうなんて、
セレンディピティ(偶然力)って、
あるんですね。
それにしても、
直接納付書を渡せて良かったです。
お忙しいところ恐縮ですが、
16日(月)までに、
金融機関の窓口に行って、
お支払いをお願いします。