本日は、
某大学の監査の仕事。
この某大学の監査の仕事は、
独立直後の収入が「全くない」時代にいただいた仕事で、
15年ほど続けている。
しかし、
近年は、
監査の手法が、
リスク・アプローチとか、
テスト・オブ・コントロールとか、
マニュアル化されてきて、
誰にでもできるように均質化されています。
それは、
監査の品質を確保するためには良いことですが、
一方で、
以前のような職人芸も必要なくなってきたので、
そろそろ引退の時期かなと考えています。
さて、
17時前に監査の仕事は終了し、
ほかの2名の会計士の先生と、
タクシーで最寄りので駅に向かう。
最寄りの駅までは、
バスで30分ほどなので、
忙しい時期には、
タクシーを利用したほうが時間を節約できる。
ところが、
このタクシーの運転手がはずれ。
年齢は、
50歳ぐらいだろうか。
信じられないぐらい、
運転が危ない。
狭い道で、
かっ飛ばすし、
一時停止はしない。
助手席に座っていた私は、
「こいつは、
プロの運転手として、
失格」と断定していた。
そして、
とうとうコイツがやってくれた。
2車線ぐらいの直線道路で、
赤信号なのに、
無視して交差点に突っ込んだ。
正面にウインカーを出している白い軽自動車のバンが見えた。
ヤバい。
ぶつかる。
一瞬、
目をつぶったのだと思う。
軽い衝撃を感じた後に、
タクシーが止まった。
交差点で、
直進するタクシーと右折しようとした軽自動車の衝突事故である。
最終的には、
タクシーが軽トラックをよけたので、
正面衝突は避けられた。
タクシーの後ろの側面と軽自動車の前部が衝突。
幸いなことに、
けが人はなし。
不幸中の幸いである。
しかし、
あと0.1秒タイミングがずれていたら、
正面や側面にぶつかっていたと思う。
そうなると、
けが人が発生した事故になっていただろう。
あー、怖かった。。。。
みなさん、
「車」の運転は気をつけましょう。
そして、
「人生」や「仕事」の運転も気をつけましょう。
無理を続けていると、
いつの日か、
破たんします。
もっとも、
無理の一歩手前で、
がんばり続けるのが、
ベンチャー企業や中小企業の宿命であることも事実。
これをリスク管理と呼ぶのかもしれないですが、
リスクを感じる能力は、
ベンチャー企業や中小企業の「社長」には必要です。
いろいろと考えさせてくれる「事件」でしたが、
なにより、
無傷で、
生きていられて良かったです。