2009年03月23日

一瞬が生死を分ける

本日は、
某大学の監査の仕事。

この某大学の監査の仕事は、
独立直後の収入が「全くない」時代にいただいた仕事で、
15年ほど続けている

しかし、
近年は、
監査の手法が、
リスク・アプローチとか、
テスト・オブ・コントロールとか、
マニュアル化されてきて、
誰にでもできるように均質化されています。

それは、
監査の品質を確保するためには良いことですが、
一方で、
以前のような職人芸も必要なくなってきたので、
そろそろ引退の時期かなと考えています

さて、
17時前に監査の仕事は終了し、
ほかの2名の会計士の先生と、
タクシーで最寄りので駅に向かう。

最寄りの駅までは、
バスで30分ほどなので、
忙しい時期には、
タクシーを利用したほうが時間を節約できる。

ところが、
このタクシーの運転手がはずれ

年齢は、
50歳ぐらいだろうか。
信じられないぐらい、
運転が危ない

狭い道で、
かっ飛ばすし、
一時停止はしない

助手席に座っていた私は、
「こいつは、
プロの運転手として、
失格」と断定していた。

そして、
とうとうコイツがやってくれた

2車線ぐらいの直線道路で、
赤信号なのに、
無視して交差点に突っ込んだ

正面にウインカーを出している白い軽自動車のバンが見えた。

ヤバい。
ぶつかる

一瞬、
目をつぶったのだと思う。

軽い衝撃を感じた後に、
タクシーが止まった。

交差点で、
直進するタクシーと右折しようとした軽自動車の衝突事故である。

最終的には、
タクシーが軽トラックをよけたので、
正面衝突は避けられた。

タクシーの後ろの側面と軽自動車の前部が衝突。

幸いなことに、
けが人はなし。
不幸中の幸いである

しかし、
あと0.1秒タイミングがずれていたら、
正面や側面にぶつかっていたと思う。
そうなると、
けが人が発生した事故になっていただろう。

あー、怖かった。。。。

みなさん、
「車」の運転は気をつけましょう。

そして、
「人生」や「仕事」の運転も気をつけましょう。

無理を続けていると、
いつの日か、
破たんします

もっとも、
無理の一歩手前で、
がんばり続けるのが、
ベンチャー企業や中小企業の宿命であることも事実

これをリスク管理と呼ぶのかもしれないですが、
リスクを感じる能力は、
ベンチャー企業や中小企業の「社長」には必要です。

いろいろと考えさせてくれる「事件」でしたが、
なにより、
無傷で、
生きていられて良かったです



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