午前中は、
ある会社の株主総会に出席。
この会社は、
上場はしていないが、
会社の経営陣や社員ではない外部の株主がいるので、
毎年きちんと株主総会を開催している。
株主総会は、
無事に終了。
しかし、
その後の株主懇談会で、
取締役と株主が、
会社の事業計画に関して、
バチバチと火花を散らす。
具体的には、
達成可能性の高い事業計画を提出した会社に対して、
一部の株主が、
もっと挑戦的な事業計画の作成を要求した。
このような場面において、
この会社の会長さんは、
株主からの激しい追及や要求を全く受け付けず、
自分の正しいと信じることを正直に、
きちんと説明した。
「ぶれない」というのは、
大切だと思いました。
午後は、
ある会社を訪問して、
今月が期限の申告書と決算書をお渡しした。
この会社は、
成熟市場で事業をしているが、
順調に業績を伸ばしている。
「御社が伸びている理由は何ですか」と社長さんに質問すると、
「機械と人に投資をしているから」という回答をいただいた。
具体的には、
他社と差別化できるように、
リスクを取って、
最新の性能の良い機械を購入。
ただし、
この機械をフルに活用するためには、
社員のスキルアップが不可欠なので、
社員の研修も行っているとのことです。
この不況の世の中でも、
リスクを取って投資をすることが、
重要だと思いました。
夜は、
ある会社の社長さん宅を訪問。
夕食に招待していただき、
社長の奥様の作るおいしい料理とお酒とともに、
社長さんと楽しい時間を過ごしました。
この社長さんは、
最近、
ご自分が設立した会社を解散した。
業績好調な時期もあったが、
外部環境の変化により、
事業を継続するためには、
多額の投資が必要となり、
将来の可能性とリスクを検討した結果、
会社を解散することを選択した。
幸いなことに、
会社には借入金がなく、
金融機関や取引先などに迷惑をかけることなく、
会社を清算することができた。
社長さんとしては、
予想より早い引退となり、
不本意な思いはあると思う。
しかし、
会社設立以来、
苦楽を共にしてきた奥様と、
穏やかに、
幸せそうに笑っている姿を拝見すると、
会社の解散を決断した社長さんの判断は正しかったと確信しました。
社長さんたちの人生は、
いろいろだなと実感した一日でした。
こんな社長さんたちと仕事をできる私は幸せです。