先週のある日の午前に、
大事件が発生した。
電話に出たスタッフが、
私に言った。
「++税務署の個人課税課の**さんから電話です。」
えーーーっと。
++税務署管轄の個人のお客さんって、
誰かいたっけ
当事務所では、
個人のお客様は非常に少ないが、
++税務署管轄といっても、
すぐに思いつかない。
税務署からの電話に出ようとした瞬間、
該当する人物を思い出した。
「俺だ」
いやーな直感が、
私の全身を、
恐ろしいスピードで駆け抜ける。
そして、
電話から聞こえる税務署職員の声は、
私の直感が正しかったことを証明した。
「金井先生の税務調査をしたいと思い、
電話しました。」
がーーーん。
最大級の衝撃が私を襲った。
私が初めて所得税の申告書を提出したのは、
1993年。
1993年に、
当時の太田昭和監査法人(現在の新日本有限責任監査法人)を退職し、
個人事業主となった。
2008年の所得税の申告書まで提出しているので、
すでに、
16年分の所得税の申告書を提出していることになる。
このブログをお読みの皆さんは、
16年も所得税の申告書を提出を提出していれば、
そろそろ所得税の調査があっても、
当然ではないかと思うかもしれません。
ところが、
税務署は、
税理士を税務行政の協力者と位置づけているので、
税理士に対する税務調査は、
一生に一度しか実施しないといういのが、
税理士業界の一般説です。
では、
一生に一度の税務調査はいつごろ実施されるかというと、
税理士本人の収入と財産が、
それなりにありそうな60歳前後というのが、
一般説です。
したがって、
私の場合のように、
45歳での税務調査というのは、
明らかに早いタイミングです。
うーーーん、
目立ってしまったのでしょうか。
たっぷりと、
追加で税金を支払う予感が、
すごくあります。
さらに、
将来的には、
3-5年おきに税務調査が実施される可能性もあると思います。
いやーー、憂鬱だ。
税務調査の連絡を受けた会社の社長さんや経理担当者が、
税務調査の実施日まで、
憂鬱な気持ちで過ごすことが、
実感としてわかりました。
もっとも、
何人かのお客様の社長さんなどに、
「今度、
私自身が、
税務調査をうけることになっちゃたんですよー。」
とお話をすると、
非常に面白がっていただき、
盛り上がります。
税務調査は、
金銭的には大きなダメージとなりそうですが、
ネタとしては、
非常に「おいしいネタ」です。