今日は、
建国記念日ですが、
2月は28日までしかなく、
実質的な営業日が少ないので、
出勤。
電話やメールが少なくて、
効率的に仕事は進むのですが、
事務所内で一人でいると寒い!
しばらく寒い日が続くようなので、
みなさん、
風邪をひかないように気をつけてください。
さて、
先日、
「フリー(NHK出版)」という本を読み、
大変に勉強になったことを、
このブログに書きました。
そして、
「フリー」が実際に出版の世界で起こっている実例を見つけたので、
紹介をします。
(知っている人がいたらごめんなさい。)
インプレスジャパンから、
「クラウドコンピューティング」という本が、
2月15日に発売されるそうです。
そこで、
2月8日から2月15日正午まで、
登録をすると、
本の全文のPDF版が無料で、
ゲットできます。
詳細は、
ここを見てください。
ふつーに考えると、
発売前に本の全文をPDFで無料配布すると、
本が売れなくなってしまうと考えてしまいます。
では、
なぜこのような無料配布を出版社は行い、
著者は了解したのでしょうか?
以下に、
考えた結果を書いてみました。
1
無料でPDFをゲットした人のうち、
何%かの人は、
実際に本を購入してくれる
2
無料でPDFをゲットした人が、
このPDFを読んで、
他の人に勧める
3
無料のPDFを希望した人の人数から、
この本の販売部数を推定できる
4
この無料のPDFには登録が必要なので、
この分野に興味がある潜在顧客の個人データをゲットできる
5
このような販売方法が有効なのかについて実証実験ができる
なお、
「フリー」の発売時にも、
同様の販売手法が採用され、
特に、
アメリカでは、
無料でPDFを配布する方法が、
有効なマーケティングのツールであるという結果になったようです。
日本で、
「フリー」が発売された時の販売手法は、
ここ(ITmedia)で読めます。
全部の製品・商品・サービスで有効ではないとは思いますが、
「フリー(無料)」を活用した販売手法の研究は、
しておいたほうが良いと思いました。