2010年03月05日

この時期に実施する税務調査と2階建て税理士の制度

3月は、
会計事務所という業種は、
いろいろとやらなければいけない仕事がたくさんある

3月15日が申告期限の所得税・贈与税の確定申告のほか、
1月決算会社、2月決算会社の申告書や決算書の作成、
3月決算会社の決算前のいろいろなご相談もある。

毎日、
やらないといけない仕事が、
どんどん増えている状態です

しかし、
そんな会計事務所の事情に関係なく、
仕事を増やしてくれちゃうのが、
税務署です

「++税務署から電話です。」と、
スタッフが告げた。

「もしかして、
税務調査の通知?」と、
一瞬にして、
私の脳裏を悪い予感が走る

結果は、
大当たり

「お忙しい時期だとは思うのですが、
先生が顧問をされている**社の税務調査をしたいと思い、
連絡しました。」と明るい声で告げる税務署職員の声が、
私の心を切り裂く

しかも、
「3月中に実施したい」と、
言われてしまった

税務調査が実施されると、
通常は、
顧問契約をしている会計事務所の税理士が、
1日中、
税務調査に立ち会う。

もちろん、
税務調査が実施される前に、
会社と税務調査の対策のための会議もしないといけない。

つまり、
税務調査は、
時間を要する仕事なのです

もっとも、
「今の時期に、
税務調査の立ち会いの時間の確保はできない」と主張しても、
原則としては、
税務調査は回避できないので、
会社と相談して、
税務調査を実施する日を連絡をするということで、
税務署からの電話を切りました。

しかし、
今回の税務調査の実施には、
納得できない点があります

なぜなら、
**社は、
前回の税務調査から、
2会計期間しか経過していません

通常は、
前回の税務調査より、
3会計期間経過後に次の税務調査を実施するので、
今回の**社は、
通常のサイクルより1年早いことになります。

もちろん、
会社の合併や会社の分割、
そのほか、
特殊な取引をすれば、
3年周期より前に税務調査を実施することはありますが、
この**社は、
特殊な取引はしていません。

さらに、
税務調査を通常のサイクルより1年早く実施することに、
納得ができない事実があります

この**社は、
税務署を退職した税理士を継続的に顧問として雇い、
その税理士が何も仕事をしなくても、
顧問料を支払っています。

この税務署を退職して、
税理士資格を取得し、
顧問となる会社を斡旋してもらう税理士のことを、
「2階建て税理士」と呼ばれています。

なぜそう呼ばれるかというと、
斡旋された会社には、
すでに税理士がいて仕事をしているので、
同じ会社に2人税理士がいるということから、
「2階建て税理士」と呼ばれています。

さて、
この税務署出身の税理士は、
紹介された会社の顧問税理士を死ぬまでできるわけではありません。

顧問税理士に就任してから、
2-3年経過すると、
税務署を退職した次の税理士にその顧問税理士の座を引渡します。

つまり、
ある会社が一度でも、
税務署を退職した税理士を受け入れると、
半永久的に、
税務署を退職した税理士を受け入れることになります。

さて、
この税務調査を実施する会社には、
税務署を退職した税理士がいるのですが、
先日、
その税理士から、
税務署を退職した別の税理士に顧問税理士の座が引き継がれました。

その新しい税理士の先生に活躍の場を与えるために、
税務調査を通常のサイクルより1年早く実施するのではないかと考える私は、
考えすぎでしょうか

では、
当ブログを読んでいるみなさん、
週末を楽しんでください

会計事務所に勤務している皆さんは、
今週末は、
仕事、
がんばりましょう

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