2010年03月20日

過大なコピーの要求を拒否した本日の税務調査

本日は、
あるお客様の会社の税務調査

当事務所としては、
2010年2件目の税務調査です。

この会社は、
数年前の税務調査では、
税務署職員2名で2日間実施したが、
今回は、
税務署職員1名で実施。

さらに、
会社の担当者も、
私も、
この3月の月末に、
税務調査のために2日間は確保できないということで、
1日間で終了させるという約束で、
税務調査に着手してもらった。

そんなわけで、
本日登場した30歳前の税務署職員は、
効率良く仕事をする必要があった。

そうすると調査対象も、
売上、在庫の計算、人件費、
そして、
いろいろな経費関係で、
税金の徴収できる可能性が高い分野に集中して、
税務調査を実施する必要があった。

そんなわけで、
若い税務署職員が選択したのは、
以下の分野です

1・在庫の計算は正しく、過大在庫となっていないか
2・接待交際費なのに、福利厚生費などに含められている経費はないか
3・資産計上するべきなのに、消耗品費などで費用計上している経費はないか
4・人材投資促進税制を活用して税額控除を受けているが、税額控除の対象となる教育訓練費か

さて、
税務調査を1日で終了させなければいけないということで、
緊迫気味な雰囲気の上に、
さらに、
若干横柄なこの税務署職員の態度に、
不満を覚えた私は、
要求された一つの仕事を拒否した

この会社は、
人材投資促進税制を適用し、
税額控除をしている。

もっと具体的に言えば、
この税制を適用することによって、
いくらか法人税額が少なくなっている。

そこで、
「この税額控除の対象となっている請求書を全部見せてください」という要求が、
税務署職員からあった。

請求書の枚数は、
20枚以上になるが、
これは、
税金計算が正しいかをチェックする仕事をしている税務署職員としては、
当然の要求です

しかし、
次の要求は、
断固拒否した

「では、
このすべての領収書のコピーをください。」

拒否した理由は以下です

「税務調査の終了までには、
まだ時間はあるんだから、
領収書を確認してほしい。
そして、
問題があると思われる請求書のみ、
コピーを取ります。」

実際には、
もうちょっと厳しいく口調でこの若い税務署職員に要求しています

正直に言えば、
人材促進税制の対象となっている全請求書のコピーを要求した若い税務署職員の気持ちはわかる

この税務署職員は、
税務署に戻り、
上司に報告をしないといけない。

上司に、
「きちんと見てきたのか」と言われたときに、
手元に全部のコピーがあったほうが便利だ。

「自分で問題があると判断した請求書のみ、
コピーを取ってきました」と、
上司に報告したときに、
上司に100%信じてもらえる自信がないのだろう。

そんな若い税務署職員の気持ちはわかるが、
コピー取りにだって、
紙代や人件費などのコストが発生する。

結局、
税務署職員が、
全請求書を見て、
問題ありと判断した数件の請求書のみ、
コピーを取って、
渡しました。

通常、
税務調査は、
16時30分ぐらいには終了するのですが、
本日は、
1日で終了させるということで、
上記以外にもいろいろなことがあり、
18時過ぎにようやく終了。

精神的にも、
肉体的にも、
タフな一日となりました。

今日の経験を自分に置き換えてみると、
「良く分からないので、
まずは、
コピーください」ということを自分でもやっている

たしかに、
正確な回答をするためにコピーをもらうことが必要な場合があります。

しかし、
自分が理解していないから、
コピーを要求している場合もあります

また、
コピーをもらうことが正しい場合でも、
コピーをもらうためには、
紙代と人件費といったコストが発生することは忘れてはいけないと思いました。

さて、
本日の税務調査の結果は、
4月中旬ぐらいまでには、
税務署とさまざまな交渉をして、
確定すると思います。

どうなるのでしょうか

Posted by cpiblog01033 at 12:19│Comments(0)