ネットのニュースを見ていて、
びっくり。
今月の12日に粉飾決算がばれてしまったエフオーアイ社が、
自己破産を申請して、
倒産したそうだ(産経新聞)。
この記事によれば、
実質は、
債務超過ということなので、
約100億円の売掛金の計上が、
ほとんど架空計上だったというのは事実のようだ。
今後の上場審査では、
売掛金の回収期間が長い業種では、
確認状での確認だけでなく、
実際に売掛金が回収されるかどうかも、
厳しく審査されることになるのでしょう。
なお、
会社が発表した文書はこれ。
株主も、
虚偽の有価証券届出書で勧誘されて、
株主となったので、
金融取引法の消費者保護の観点から、
債務者と同列に、
権利行使ができるそうだ。
しかし、
実質的な債務超過ということで、
返金は期待できないでしょう。
また、
上場時の審査を担当した、
幹事証券会社のみずほインベスターズ証券と、
公認会計士桜友共同事務所の処分がどうなるかも、
今後の注目です。
帝国データバンクの大型倒産速報によると、
上場企業の倒産は、
2010年になって4社目。
そして、
株式上場から6カ月で倒産したのは、
株式会社モリモト(2008年11月民事再生法)の9カ月を抜いて、
上場を実現した後に、
最短での倒産ということだそうだ。
つまり、
エフオーアイ社は、
「上場後、
最短で倒産」ということで、
日本一を獲得したことになる。
エフオーアイ社のホームページのトップページの写真が、
日本一高い富士山の写真というのが、
なんとも悲しいです。