2010年07月26日

社長を公募しているユーシンという会社

日曜日に書いた新日本監査法人の早期退職についてのブログは、
通常の4倍ほどのアクセスを集めました。

自分が約20年ほど前にお世話になった会社の不景気な話題で、
ブログのアクセスを集めるというのも、
複雑な心境です

さて、
本日の午前は、
お客様である会社の経営幹部の人と会議

会議のテーマは、
3年間の中期計画の作成。

中期計画の作成の目的のひとつは、
次の社長となる人のトレーニングです。

つまり、
中期計画の作成をすることによって、
社長となる準備をするということです。

中小企業では、
次の社長選びは、
現社長のお子息を含めた内部からの昇格が基本です。

創業家との関係も含め、
会社外部から人を呼んできて、
いきなり社長というのは、
現実的に難しいのが現状です。

一方、
株式会社ユーシンという自動車用電装品などを製造・販売している会社では、
上場企業ということもあり、
現在、
社長候補となる人材を公募しています

これについての、
朝日新聞の記事です

ちなみに、
社内の人も応募可能で、
年俸3500万円だそうです

平成21年11月期の決算短信を見てみると、
リーマンショックの影響が残り、
減収減益。

営業利益を確保していますが、
税引き後の当期純利益は、
赤字

でも、
自己資本比率は、
45.5%あるし、
営業活動によるキャッシュ・フローも黒字なので、
危機的状況ではありませんでした。

そして、
平成22年11月期の第2四半期の決算短信を見てみると、
会社の業績は、
V字回復モードで、
増収増益

平成22年11月期では、
売上高営業利益率も、
8.0%が予想され、
リーマンショック直後の平成20年11月期の6.0%を上回る予想です

そんなわけで、
表面的には、
社長を公募しなくても良いのではと思いますが、
ざっと決算短信と有価証券報告書を見ると、
2点ほど問題点が見つかりました。

まず、
平成21年11月期の決算短信の41ページを見てみると、
海外売上高の比率が、
18.5%。

自動車会社の海外生産が、
今後、
どんどん増えることを考えると、
この海外売り上げを増やさないといけないでしょう

なお、
平成21年11月期の決算短信の 6ページを見てみると、
「対処するべき課題」の3番目に、
「グローバルサプライヤーとしての生産供給体制の強化と海外事業展開の実施状況」として記述があり、
会社側も課題として認識しています。

それから、
平成21年11月期の有価証券報告書の26ページの「役員の状況」をみると、
代表取締役社長の田邊耕二氏は、
昭和9年2月生まれで、
現在76歳と高齢

さらに、
代表取締役社長になったのが、
昭和53年2月なので、
途中の退任期間を含めて、
すでに在任32年という長期政権

これだけ長期政権だと、
社内では、
社長の田邊氏は、
絶対的な存在でしょう

社風が、
風通しが悪く、
硬直的になったとしても、
不思議ではないと思います

どんな人が、
応募し、
採用されるのか、
興味があります

もし、
私が応募したら、
期待する社長像」の「語学(英語)堪能」という項目で、
書類選考で落第です

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/cpiblog01033/51848501