激しい雨です。
明日から、
一気に秋に突入するのでしょうか?
さて、
9月は、
祭日で営業日が少ないのに、
いろいろとやらないといけない仕事があり、
本日は、
出勤。
しかし、
世間一般的には、
お休みなので、
メールも電話も少なく、
仕事は、
予想以上に快適に進捗。
そこで、
仕事とは全く関係ないが、
最近、
ちょっと気になることを調べてみました。
調べたのは、
「少女時代」と「KARA」です。
東京では、
地下鉄の駅などに、
「少女時代」のポスターが、
飾ってあるので、
9人のかわいい女の子の脚線美に見とれてしまった経験を持つ男性ビジネスパーソンは、
多くいると思います。
私もその一人です。
そんなわけで、
本日は、
祝日を利用して、
韓国の女性歌手グループで、
最近、
お金をたくさん使って販促活動をしている「少女時代」と「KARA」を研究しました。
もっとも、
研究と言っても、
ホームページを見たり、
Youtubeを見たりしただけですが。。。。
さて、
まず、
「少女時代」です。
このグループを簡潔に説明すると、
AKB48のおねいさんバージョン。
9人組なので、
男子なら、
1人は、
好きなタイプがいるので、
そのグループのファンが増えるというパターンです。
なお、
服装の雰囲気からすると、
9人は22-25歳ぐらいかと思ったのですが、
ここを見ると、
メンバーは、
20歳と21歳です。
「少女時代」に対する世間一般の評価は、
「歌とダンスが上手」ということのようなので、
Youtubeを見てみました。
まず、
再生回数が約2,300万回()と一番多いこれを見てみました。
足がきれいなだけでなく、
グループとしてのダンスの完成度は高いので、
見て楽しめます。
敢えて、
欠点を言うと、
アイドルとしては、
若干、
顔が大きいかなと。
さて、
このYoutubeを見て思ったのですが、
企業のプロポーションとしては、
「少女時代」は使いやすいと思いました。
特に、
カラーバリエーションが多い商品のプロモーションには、
最適だと思います。
例えば、
ユニクロ(UNIQLO)は、
パンツなどのカラーバリエーションが多いので、
「少女時代」を使えば、
カラーバリエーションが多くて、
どの色も魅力的であることをアピールできると思います。
もう一つ見たいなという人は、
再生回数が約2,000万回()のこちらをどうぞ。
このYoutubeを見ると、
「少女時代」の英語表記は、
「Girl's Generation」のようです。
したがって、
日本語の直訳グループ名は、
「少女世代」。
「少女時代」と「少女世代」、
どちらにするか、
会議をして、
「少女時代」に決定したんでしょうね。
一方、
「少女時代」の対抗馬となっているのが、
「KARA」。
このグループを簡潔に説明すると、
「MAX」の韓国バージョン。
「MAX」は4人組ですが、
「KARA」は5人組です。
「KARA」も、
服装の雰囲気からすると、
22-25歳ぐらいかと思ったのですが、
ここを見ると、
メンバーは、
16-22歳と若いです。
「少女時代」と同様に、
「KARA」に対する世間一般の評価も、
「歌とダンスが上手」ということのようなので、
Youtubeを見てみました。
まず、
再生回数が約130万回と一番多いこれ(日本語バージョン)を見てみました。
衣装は、
パンツ。
「少女時代」と、
「足のきれいさ」で勝負するのは避けているのか、
意識的にプロモーションを差別化しているのか、
ちょっと興味があります。
腰をぐりぐり回すダンスと歌の完成度は高いので、
少女時代と同様に、
見て楽しめます。
敢えて、
欠点を言うと、
「少女時代」を見た後だと、
インパクトは、
若干、
落ちます。
したがって、
Youtubeの再生回数では、
「少女時代」の勝ちのようで、
人気があるようです。
さて、
さらに調べてびっくりしたのが、
両方のグループを日本で販売するレコード会社です。
なんと両方のグループともに、
日本では、
ユニバーサルから発売となっています。
ユニバーサルは、
日本の歌手だと、
「福山雅治」や「Dream Come True」、
また、
外タレ(死語か?)だと、
「レディー・ガガ」を取り扱っています。
面白かったのは、
会社概要です。
正式な会社名は、
ユニバーサル ミュージック合同会社だそうで、
つまり、
LLC(=Limited Liability Company)です。
LLCの詳細な説明は、
ここ(Wiki)
や
こっち(あずさ監査法人)を見てください。
日本では、
会社法の施行(2006年(平成18年)5月1日)により、
LLCの設立が認められるようになりました。
認められたときには、
LLPと同様に、
LLCも注目は集めました。
しかし、
個人的には、
「日本では、
LLCやLLPの設立は行われなくて、
結局、
株式会社形態での会社設立が、
お勧めだ」と思っていました。
理由は、
日本では、
世界で認められているような税制上の特典が認められなかったことです。
また、
LLCやLLPという組織に対する認知度も低いので、
営業上では、
株式会社と比較すると、
LLCやLLPは、
信用度という点から圧倒的に不利です。
実際に、
私の予想通り、
日本では、
LLCやLLPは、
まったく普及していません。
したがって、
ユニバーサル社は、
日本の会社としては、
きちんと事業として機能している数少ないLLCだと思います。
私個人としても、
きちんと機能しているLLCを初めて知りました。
では、
なぜ日本で、
LLCとして機能しているかの理由ですが、
ユニバーサル社自体が外資系だからではと推測しました。
以下は、
ユニバーサル社の沿革の抜粋です。
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ユニバーサル ミュージック合同会社は、世界77ヶ国に子会社となるレコード会社、或いはライセンシーを展開する世界最大の音楽企業 ユニバーサル ミュージック グループの日本法人です。 小池一彦 CEO兼社長の下、制作、宣伝、販売の機能を有する総合レコード会社として日本の音楽業界をリードしています。
制作・宣伝ではカンパニー制を導入し、邦楽、洋楽、クラシックス&ジャズ、カタログの各レーベル・カンパニーがより良い作品を生み出すべく切磋琢磨しています。 また販売においては、セールス マーケティング本部がパッケージ商品を、デジタル マーケティング本部がデジタル配信関連をそれぞれ統括し、変化の速い市場動向を踏まえた販売戦略を展開しています。
日本におけるユニバーサル ミュージック合同会社の母体は1953年に創設された日本ポリドール株式会社です。 その後、国内・外資企業の吸収合併による事業拡大を経て、1999年にポリグラム株式会社からユニバーサル ミュージック株式会社になりました。
ユニバーサル ミュージック グループは、メディアと通信のグローバル企業であるビベンディ (Vivendi) 傘下の1グループです。**************************
世界で活動する場合には、
このLLCという仕組みが、
便利で、
利用しやすいようです。
日本では、
まったく活用されていないLLPとLLCですが、
もっと使いやすく、
かつ、
税制上のメリットを認めれば、
外資系企業の日本での会社設立が増え、
世界から日本への投資も増え、
日本が活性化すると思いました。
目と耳の保養を目的として、
「少女時代」と「KARA」の研究を始めたのですが、
ゴールがLLCとなったので、
有意義な祝日となりました。