2010年10月22日

今週発覚したクレジットカードの脱税と美容研究家の脱税

今週は、
月末でやらなければいけないことがあることに加えて、
昼間は、
会議が多く、
夜は、
飲み会もあり
ブログの更新が滞っていました

そこで、
2日分のネタを一気に本日更新です。

まず、
19日(火)に朝日新聞に掲載されていたニュースです。

カード買い物枠現金化、
法の抜け道脱税容疑で業者告発(朝日新聞)


クレジットカードのショッピング枠を現金化する方法で業績を伸ばしていた業者が、
脱税で摘発されたようです。

まずは、
上記の朝日新聞のホームページを見ると、
クレジットカードのショッピング枠を現金化する方法が良く分かります

さらに、
この記事が素晴らしいのは、
記事を書いた記者が、
実際に告発された業者のお店(東京都大田区)で、
クレジットカードのショッピング枠の現金化を実行してみたという点です

百聞は、
一見に如かず

実際に体験してみないとわからないことがたくさんあります。

なお、
脱税金額ですが、
2008年までの3年間で約1億3000万円の所得をごまかして、
約4300万円脱税したそうです。

かなり、
儲かっていたようです

逆に言えば、
それだけ、
ニーズがあるんですね

なお、
推測ですが、
上記の脱税した金額4300万円は、
所得税だけなので、
実際には、
住民税と重加算税を追加で納付しないといけないので、
今回の追加で支払う税金の総額は、
1億円ぐらいではないかと思います

それにしても、
税務署は、
どうやって無申告であることを発見したのでしょうか?

これも推測ですが、
税務署が、
インターネット上で、
商売をしていて、
申告をしていない人や会社を発見する過程で、
この業者を発見し、
摘発したと思います。

インターネット上で、
商売をしている人は、
適切な申告をしましょう

さて、
今週2件目の脱税摘発の話です。

テレビ番組にも多数出演のニューハーフ美容研究家が脱税法人税1億7千万円東京国税局が告発(産経新聞)

摘発されたのは、
株式会社トリプルサン。

会社のホームページは、
同社の社長である「岡江美希のOfficial Web Site」となっています。

産経新聞の記事によると、
社長さんは、
多田美希さんという男性のようですが、
産経新聞の写真を見ても、
会社のホームページを見ても、
美しいお姉さまです

産経新聞の記事によれば、
平成21年3月期までの3年間で、
人件費を水増しして、
所得を約6億1000万円圧縮し、
その結果、
法人税を約1億7000円ごまかしていたとのことです

住民税・事業税・重加算税を含めると、
約3億円ぐらいを支払うことになると思います。

人件費の水増しは、
具体的には、
どうするかというと、
勤務の実態がないにもかかわらず、
給料などを支払うことです。

この人件費の水増しは、
税務調査では比較的簡単に税務署にばれます

どのような手法を使って、
人件費の水増しを解明するかというと、
給料を支払っている人の入社時の履歴書、
振込先の銀行口座、
毎日の勤怠の記録、
机の場所を確認すると、
勤務していないのに、
給料を支払っている人については、
税務調査で判明すると思います。

それから、
別の人件費を増やす方法としては、
社長の奥さんや子供、
親戚の人など勤務の実態がないのに、
親族に給料や報酬を支払うという方法もあります。

これも、
勤務の実態やその親族の人の専門的知識や年齢などを質問すると、
比較的簡単に、
働いていないのに、
親族に給料や報酬を支払っていることが判明します。

なお、
こちらのサンスポの記事を見ると、
取引先の広告会社などに、
架空の経費を支払った上で、
一部を会社に還付させていたと書いてあります。

税務調査においては、
広告宣伝費も必ずチェックされる項目です

本当に広告したのかなどをチェックします。

今回の場合は、
通常の月より高い金額を支払っている取引をチェックして、
本当に広告が行われていたかなどを調べたのだと思います。

以下は、
個人の憶測で書きますが、
この会社は、
急に利益が増えてしまい、
利益を圧縮するために、
社長が、
いろいろなお友達の社長に、
利益を圧縮する方法を聞いたら、
「こんなに良い方法があるぞ」ということで、
人件費や広告費を利用した脱税をしたのだと思います。

ところが、
税務調査の現場を知る私からすると、
人件費や広告宣伝費は、
必ずチェックする項目だし、
ごまかすと簡単にばれる項目です。

安直な脱税は、
重加算税の対象となり、
ため込んだ資金のほとんどを失うこととなります

結果的には、
適切な節税をして、
ある程度の金額の納税をしたほうが、
結果的には、
得するということになります

つまり、
安直な社長仲間のアドバイスは、
非常に高い対価を伴う実例ではないかと思います




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