2010年11月21日

仮想恋愛で盛り上がった大野屋が倒産

月末だし、
11月30日(火)から1週間インドに行くので、
その前に、
いろいろとやらないといけないことを完了しないといけないので、
事務所に出勤

一方で、
22日(月)を休みにして、
4連休を楽しんでいる人も多いようで、
車が混んでいるようです

安全運転で、
楽しい時間を過ごしてください。

さて、
インターネットでニュースを見ていたら、
秋の行楽シーズンの楽しい雰囲気とは逆の、
倒産のニュースを発見しました

”ラブプラス+”効果の思惑外れ 「ホテル大野屋」破たんの背景(産経新聞)

コナミが販売している恋愛シュミレーションゲーム「ラブプラス+」に実名で登場する熱海の旅館「大野屋」が、
19日に民事再生法を申請したそうです。

「ラブプラス+」って、
知っていますか?

恋愛シュミレーションゲームで、
とても人気があるそうです

ゲーム紹介のページを見てみると、
キャラの違う女子高生3人との恋愛が楽しめるゲームのようです。

この女子高生3人とは、
同級生の体育会系、
下級生の文科系、
そして、
上級生となっていて、
男子の妄想が膨らむキャラ設定となっています

ちなみに、
私がゲームをすると仮定すると、
どの女の子を選ぶかなと一瞬考えたのですが、
相手が3人とも女子高生ということなので、
想定外過ぎて、
結論不能です

さて、
この「ラブプラス+」では、
女の子と仲良くなると、
熱海に1泊旅行に行くことができて、
その宿泊する旅館が「大野屋」だそうです。

今年の夏には、
近畿日本ツーリストが、
大野屋に泊るバスツアーを募集していたそうです。

このツアーに参加すると、
大野屋の部屋では、
1室1名で泊まるのですが、
寝具は2名分用意されたそうです

「ラブプラス+」が好きではない人には、
全く理解できないツアーの内容については、
このITmediaの記事を読んでください。


さて、
帝国データバンクの大型倒産速報を見てみると、
倒産原因は、
バブル期に金融機関から借入をして、
大型投資をしたけど、
結果的には、
過大投資となったということのようです。

負債総額が、
約21億円で、
このうち金融機関からの借入金が約18億円。

ちなみに、
売上は10億円以下ということなので、
完全に過大借入です

なぜ、
このような過大借入ができたのかというと、
バブル期のころは、
会社の資産価値が高く評価されたので、
担保価値ありということで、
多額の借入金が実行されたのでしょう

ところで、
民事再生法ということですが、
再生できるのでしょうか?

客室数が174室と、
大型の旅館なので、
風呂も広くて、
水道光熱費などの固定費が多額に発生しそうです。

再生には、
売上の増加と、
固定費のカットが必須です。

旅館業なので、
宿泊客の満足度を下げないで、
コストカットをしないといけないので、
温泉旅館の再生は、
簡単ではないと思います。

このように現実の世界は、
仮想恋愛シュミレーションゲームのように、
甘くはなく、
厳しい現実があります

もっとも、
今回の大野屋の倒産で、
甘く、
切ないゲームの世界に、
現実の厳しさが入り込み、
仮想恋愛空間が、
崩壊してしまうのではないかと、
このゲームの愛好家ではない私でも心配になります

もうすぐクリスマスですが、
「ラブプラス+」愛好者は、
どんなクリスマスを過ごすのでしょうか

余計なお世話かな。。。
失礼しました







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