夜、
事務所に戻り、
インターネットを見ていたら、
びっくりなニュースを発見しました。
この記事の見出しを読んだときには、
自動車・バイクのメーカーである、
あの有名な「本田技研」で不正取引があったのかと思いましたが、
記事を読んだら、
同じ社名の別の「ホンダ」という企業で、
不正取引があったのかと思いました。
なぜなら、
不正取引は、
100%子会社である商社業務を行っている「ホンダトレーディング」(東京都千代田区)で、
発覚したのですが、
問題となった取引が、
「水産物取引」だと書いてあったからです。
自動車やバイクを製造し、
販売している会社が、
100%子会社で、
水産物取引をしないですよね?
ところが、
「本田技研」のホームページを見てみると、
「当社子会社による不適切な取引について」という発表がありました。
「これ」が広報発表資料です。
この広報資料にも、
問題となったホンダトレーディング社は、
ホンダグループにおいて、
商社機能を担う連結子会社で、
ホンダの事業に関連する製品、部品、設備、原材料、
また農水産物なども取り扱っていると書いてあります。
なぜ、
農産物を扱っているのでしょうか?
ご存知の方がいたら、
ご教示をお願いします。
また、
この広報資料を見ると、
水産物の生産業者から仕入れた「預け元」から、
ホンダトレーディング社は、
仕入を一時的に預かってあげています。
なぜ、
こんな取引をしたのでしょうか?
会社内での、
発言力確保のために、
仕入や売上の金額を大きく見せたかったのでしょうか?
また、
この取引を実行すると、
一時的に、
ホンダトレーディング社が、
「預け元」の資金繰りを助けてあげていることになると思います。
ホンダトレーディング社や、
不正を行ったというホンダトレーディング社の社員は、
この資金繰りを助けてあげた「預け元」から、
「見返り」などがあったのでしょうか?
この広報資料は、
図があり、
大変に分かりやすいですが、
「なぜこんな取引をしたのか」が、
この広報資料では不明です。
続報を待ちましょう。
本田技研は、
この不正取引で、
2011年3月期で、
約150億円の減益となるそうです。
追記:
2010年6月に、
ワインで有名なメルシャン社でも、
不正取引が起き、
65億円の損失を計上しました(産経新聞)。
不正の舞台は、
メイン事業ではない水産飼料事業部。
メイン事業ではないことや、
水産系で不正が起きていることなど、
メルシャンとホンダの不正には、
共通性が感じられます。
なお、
昨年の8月にメルシャン社の社内調査報告書が、
公表されています。
これです。
56枚の力作なので、
お時間のあるときに見てください。
本業をきちんとやるのが、
大切です。
追記:
2010年6月に、
ワインで有名なメルシャン社でも、
不正取引が起き、
65億円の損失を計上しました(産経新聞)。
不正の舞台は、
メイン事業ではない水産飼料事業部。
メイン事業ではないことや、
水産系で不正が起きていることなど、
メルシャンとホンダの不正には、
共通性が感じられます。
なお、
昨年の8月にメルシャン社の社内調査報告書が、
公表されています。
これです。
56枚の力作なので、
お時間のあるときに見てください。