2011年04月01日

千円札は拾っておくべきだった−ワイキューブ倒産

4月がスタートしました。

東京は、
少しだけ暖かくなり、
ようやく春を感じる陽気となっています 

本日から新しく社会人としてスタートする人もいる日なので、
明るい話題をしたいのですが、
倒産の話です 

本日のお昼ごはんの時に、
インターネットをいろいろと見ていた時に発見したのですが、
先月の30日に、
株式会社ワイキューブが倒産していました。

こちら が、
帝国データバンクさんの記事です。

ワイキューブ社は、
リクルートに勤務した安田社長が、
1990年に創業した会社です。

中小企業や、
ベンチャー企業の新卒の採用を支援することに強みがある会社です 

また、
創業者の安田佳生氏が書いた、
ベストセラーとなりました 
(私は、
千円札は拾うべきだと思ったので、
読みませんでした 。)

さらに、
新宿区の本社に、
ワインセラーやバーを設置したこともあり、
マスコミなどの注目を集め、
大学生を対象とした就職人気ランキングで上位に入ったりもしました 

そして、
2007年5月期の売上高は、
約46億1400万円を達成 

しかし、
この時期が頂点だったようで、
その後は、
坂道を転がり落ちていきます 

原因は、
借入金と業績低下です。

借入金をして、
ワインセラーやバーのある本社を作り、
話題を集めましたが、
業績が悪化し、
借金の返済ができなくなったようです。

さらには、
2008年9月に起きたリーマンショックにより、
人材マーケットが、
冬の時代に突入 

その結果、
2009年3月期の売上高が約30億4000万円 
2010年3月期の売上高が約14億8000万円  

これでは、
負債約40億円は、
返済できません 

しかし、
最高の売上高が、
約46億円の会社が、
なぜ40億円も負債があるのでしょうか?

負債の大部分は、
金融機関からの借入金だと思いますが、
こんな多額のお金を貸した金融機関は、
ダメだと思います 

また、
このような事態になると、
社長の暴走を止められなかった他の取締役や、
顧問の会計事務所が、
批判の対象となります 

しかし、
イケテル感じの社長に対して、
「社長、
やりすぎですよ。
ブレーキを踏むべきです。」なんて、
忠告をする人はほとんどいません 

また、
イケテル感じの社長が、
そのようなアドバイスを聞く確率は、
ほとんど0%だと思います 

急拡大する企業を経営するのは、
経営者の夢ですが、
持続は難しいです 

一般的には、
売上高が増加して、
絶好調をしばらく謳歌すると、
必ず経営危機が到来します 

ここで、
どれぐらい社長さんが頑張れるかが、
勝負のポイントです 

しかし、
過大な借入金があると、
頑張れないことが多いということになります 

さて、
民事再生法の適用なので、
現在もワイキューブ社のホームページ は見ることができます。

「NEWS」を見ても、
民事再生法を適用したことは発表していません。

営業上の観点から、
ホームページには書かないのでしょうが、
不誠実な印象を持ってしまいます 

「理念と人を軸に、
中小企業を支援するブランドパートナーです」と書いてありますが、
今となっては、
他社の支援よりも、
「まずは、
自分の会社をしっかりしろ 」と突っ込まれてしまいます。

また、
ワイキューブ社の安田社長は、
サンマーク出版から多くの著作を出版していますが、
倒産となってしまうと、
突っ込みどころが多数となってしまいます。
(こちらは、

例えば、
代表作である「千円札は拾うな。(サンマーク出版)」は、
千円札は、
拾っておくべきだったということになります  

お金は、
少額でも大切にしないといけません 

でも、
創業者の安田さんは、
1965年生まれなので、
まだ再起可能です。

ピンチをチャンスに変えられます  

そこで、
以下の既刊の本の新版を期待します。


第1章 多くの社長は人材観オンチの「裸の王様」
第2章 社長のレベルとタイプ、ここを見抜け!
第3章 つぶす社長が陥りやすい「社員教育の誤解」
第4章 「ペナントレース前から勝利を確信できる社長」とは
第5章 会社のマナーは社長の人間性そのもの
第6章 伸びるのは「社長より社員が堂々としている会社」

会社の経営って、
難しいですね 

勉強になります  。。。。。




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