お客様の会社の税務調査でした。
今回の調査は、
税務署職員1名が、
2日間で実施の予定です。
会社にとっては、
初めての税務調査ではないので、
すごく緊張しているという感じではありませんでした
。

10時に税務署職員が到着。
午前中は、
税務署職員が、
会社の社長さんに、
会社の概況について、
質問。
午後から、
実質的に税務調査、
開始です
。

午後は、
予想通り、
売上と費用が同じ会計期間に計上されているかをチェックです。
チェックする方法は、
2種類です
。

ひとつは、
決算月に計上されている外注費などの経費をいくつか選んで、
その経費に対応する売上の請求書を見ます。
そして、
同じ会計期間に計上されているかを確認します。
別の方法は、
決算月から1−2か月後に計上されている売上の請求書をいくつか選んで、
その売上に対応する外注費などの経費で、
決算月までに請求書が到着している経費が、
きちんと棚卸資産(仕掛品)に計上されているかを確認します。
午後は、
そのほかに、
消耗品費や人件費などをチェックして、
16時過ぎに終了しました。
経験から言えば、
1日目は、
想定された税務調査の内容なので、
無事終了と言えるでしょう
。

しかし、
ここで安心してはいけません
。

税務署職員は、
税務署に戻って、
第1日目の経過を上司に報告します。
そうすると、
上司が、
「あれを調べろ」とか、
「これはこんな見方ができるのではないか」などいった指示をします。
この上司は、
経験豊富なので、
指示が的確で、
鋭いことが多いです
。

そうすると、
税務調査の2日目は、
1日目の平和な雰囲気が壊れて、
一気に緊迫度を増すことがあります
。

さて、
どうなるのでしょうか?