2011年05月17日

本日実施した研修と個別財務諸表の開示が必須ではなくなった決算短信

本日は、
相鉄グループの社員の皆さん約30名を対象とした社員研修の講師の仕事でした

相鉄グループで社員研修を担当させていただくのは、
今年で5年目になります

研修内容は、
1日で、
決算書を読めるようにする内容です。

相鉄グループは、
実施している事業が非常に広いです。

具体的には、
鉄道事業、バス事業、不動産賃貸・販売事業、小売業、ホテル業などを実施しています。

そのために、
社員のみなさんが、
職場で体験していることや、
知っている事業が異なります。

そのために、
どのような話をすると、
決算書の話を身近に感じてもらえるか、
そして、
研修終了後に、
毎日の仕事の現場で、
使用してもらえるかについて、
毎回悩みます

それから、
どこの会社の決算短信を、
研修の資料で使用するかについて、
悩みます

さらに、
この平成23年3月期から、
決算短信の書式が変更となりました。

これが、
この平成23年3月期から適用される、
東京証券取引所が公表している決算短信の様式と作成要領です。

この資料のページの下部に付されているページ数で、
4ページには、
東京証券取引所が、
必須の内容として開示を要請している事項が記載されています。

また、
この資料の下部に付されているページ数で、
27ページには、
東京証券取引所が、
必須の内容として開示を要請していなくて、
会社の判断で開示を決定できる事項が記載されています。

この会社の判断で開示を決定できる事項に、
個別財務諸表があります

つまり、
この平成23年3月期からは、
企業の外部からの評価をする際の基準である連結財務諸表は、
当然に、
必須の開示事項ですが、
親会社の個別財務諸表は、
会社の判断によって、
開示しても良いし、
開示しなくても良いということになりました

ちなみに、
本日研修を実施した相鉄ホールディングスの平成23年3月期の決算短信では、
連結財務諸表のみを開示して、
個別財務諸表を開示していません。

一方、
業種は異なりますが、
シャープの平成23年3月期の決算短信は、
従来通り、
連結財務諸表と個別財務諸表の両方を開示しています。

いろいろな会社の決算短信を見ていますが、
相鉄ホールディングスと同様に、
個別財務諸表の開示は省略して、
連結財務諸表のみを開示している会社が多いように感じます

日本では、
従来は、
規制に従って、
どこの会社も、
同じ内容を開示していました。

しかし、
この平成23年3月期以降は、
会社の判断によって、
開示内容が変わることになります。

このことは、
作成する側にとっては、
事務作業量の負担を下げられます

一方、
利用者側にとっては、
会社間の比較ができない場合も想定されるので、
多少の不便が生じるかもしれません

さて、
本日の研修も、
18時前に無事終了。

受講生の社員の皆さん、
お疲れ様でした 

本日理解した内容を、
明日から、
職場で活用してください 

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