ブログの更新をさぼると、
PVも下がるという、
当然の事実が、
この6月上旬で実証されたので、
今後は、
従来のように、
更新を頻繁にするので、
よろしくお願いします。
さて、
本日の午後、
お客様である社長さんから、
メールで連絡がありました。
メールの内容は、
都税事務所から住民税の通知が来たけど、
金額がすごく高いので、
調べてほしいという内容でした。
所得税の確定申告をすると、
そのデータは、
税務署から地方自治体に送付され、
地方自治体は、
住民税を計算するという仕組みになっています。
つまり、
住民税が高いということは、
原因が2つ考えらます。
具体的には、
1・所得税の計算を間違えたので、住民税が高くなった
2・所得税の計算は正しかったのに、住民税の計算を間違えた
なお、
この社長さんの所得税の計算は、
当事務所が確定申告書を作成しているので、
上記の1番目の可能性はない
そうすると、
2番目の所得税の計算は正しいのに、
住民税の計算が間違えている可能性が高いということになります。
そんな観点から、
社長さんに送付していただいた、
住民税の計算プロセスがわかる明細を見ていたら、
怪しいところを発見。
この社長さんは、
給与所得のほかに、
所得があり、
平成22年は赤字だったのに、
住民税の計算上は、
黒字として計算が実施されています。
しかし、
都税事務所が、
そんな単純なミスをするのでしょうか
なにか、
当事務所が気がついていないようなことが、
あるのかもしれないという疑念も生じました。
そこで、
当事務所の税理士であるO君が、
都税事務所に電話したら、
驚愕の事実が判明しました。
結論から言えば、
都税事務所の間違えです。
税務署からデータが送られてきて、
それを、
住民税を計算するために、
都税事務所が取りこむそうです。
そのさいに、
赤字の印である「△」を、
なぜか「3」と認識して、
データを取り込んでしまったそうです。
例で示すと、
事業所得が、
「△1,234,567円」の赤字というデータが、
「31,234,567円」の黒字として、
住民税の計算の際に、
取り込んでしまったそうです。
都税事務所も、
このミスに気がついて、
間違いを発見した人については修正したようですが、
連絡のあった社長さんのように、
都税事務所が間違いを見逃してしまった場合には、
間違えた金額で、
送付してしまったというわけです。
つまり、
1・数字を取り込む際の間違い
2・間違って計算してしまった人を、全員発見して、修正できなかった
という2つの間違いを都税事務所をしてしまったというわけです。
偶然にも、
今回の間違いは、
赤字が、
黒字になり、
さらに、
その黒字が1ケタ大きくなったので、
所得もすごく増え、
住民税の金額も、
すごーく増えたので、
この社長さんはおかしいぞと思いました。
請求された住民税を支払っていたら、
大損なので、
不幸中の幸いだったのかもしれません。
このように、
役所も間違いをするので、
税務署などから送ってきた書類については、
金額を確認したり、
内容を理解することは、
非常に重要ということを、
今回の事件で、
改めて認識しました。
私は、
自分個人について言えば、
お役所から送付された書類を、
細かく見たりしないので、
大反省です。
さっそく、
実践ということで、
本日、
都税事務所から送付された私の住民税の明細をチェックしたら、
私の住民税の計算は、
間違いがなく、
正しく計算されていました。