2011年09月16日

F2戦闘機に関するお金の話を知って勉強になりました

本日まで、
大阪出張です。

大阪も暑いです

さて、
ネットのニュースを見ていたら、
東日本大震災の津波で被災したF2戦闘機の記事を発見。

津波被害の戦闘機12機処分 残り6機は修理800億円(朝日新聞)

この記事によると、
東日本大震災の津波で、
航空自衛隊松島基地(宮城県)のF2戦闘機が被災。

18機のうち12機について、
修理は困難と判断し、
処分する方針を決めたそうです

この12機は、
使える部品などは取り出して、
別の装備で再利用するそうです。

ここまでは、
納得です。

問題は残る6機。
 
この6機は、
購入費よりも高い約800億円をかけて、
修理して使うそうだ

航空機の世界を知らない素人が考えると、
この6機についても、
使える部品などは取り出して、
別の装備で再利用して、
別途、
新しく戦闘機を買うと、
約800億円もお金がかからないし、
新しい戦闘機は入手できるから良いと思うのですが、
ダメなんでしょうか?

不思議に思って、
Wikiを読むと、
F2戦闘機は、
2004年に調達中止の決定が行われているようです。

つまり、
新車(?)のF2戦闘機の購入はできないようです

なお、
防衛省は修理できるかどうか見極めるため、
分解調査に投じたお金は、
136億円

全部で18機だから、
1機当たり、
7億5000万円ぐらいです。

さらに、
残る6機を修理するそうですが、
修理費の総額で約800億円だから、
1機につき、
約130億円の修理費ということになります

Wikiを読むと、
F2戦闘機は、
94機が生産され、
1機の値段は120億円

修理をする6機については、
120億円(購入時)+7億5,000万円(調査費)+130億円(修理費)=257億5,000万円
のお金が投じられたということになります

調達中止の決定をやめて、
再度、
生産を開始すればよいのではと素人は思いますが、
生産を再開するというのは、
簡単な話ではないのでしょう

戦闘機に関するお金の話を知ることができ、
勉強になりました





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