2011年09月19日

JR北海道社長自殺の報道と遺書全文を読んで

9月も、
早くも月末

しかし、
先週も、
今週も出張で、
さらに、
通常の申告や決算の仕事のほかに、
相続税の申告期限も近くなってきたので、
9月の2回の3連休は、
がっつり仕事の予定です

そんな9月ですが、
先週から気になっていたのが、
JR北海道の中島社長の失踪です。

12日(月)から、
行方不明となり、
18日(日)に、
小樽の沖合で、
遺体が発見されたそうです。

JR北海道社長不明:遺体発見 小樽沖1キロ、不明から6日(毎日新聞)

死因は、
自殺です。

今年5月に起きた石勝線の事故(産経新聞)など、
心労が重なったのではないかということです。

また、
以下は個人的な推測です。

中島社長は、
北海道旭川市出身で、
東大経済学部を卒業して、
1969年に旧国鉄入社。
その後に、
分割・民営化により、
JR北海道に移り、
2007年6月に社長就任。

いわゆる地元出身の超エリートです。

そんな地元出身の超エリート社長が、
人命を危険にさらす事故を起こす事態を招いてしまい、
自尊心や誇りを一気に失なってしまったのかもしれません。

さらに、
JR北海道には、
新幹線がなく、
JR九州などからすると、
「格下」と思われ、
「悔しい思い」や「無力感」を抱いていたのではないかと思います。

社長は孤独だといわれています。
実際に社長は、
孤独です

したがって、
社長さんたちの飲み友達は、
社長さんたちです。

つまり、
社長さんの悩みは、
社長さんしか分からないので、
社長さんは、
社長さんとのお付き合いが増えるわけです

私も、
小規模な会計事務所の社長(所長)なので、
社長さんの悩みは、
少しですが分かります。

私の個人的な考えは、
いろいろな問題が起きた時に、
死んでお詫びをするよりも、
問題点を摘出して、
解決策を考え、
実行し、
さらに、
評価して修正すれば良いと思います

したがって、
中島社長のことを、
大企業のトップとして、
精神力の点で、
不適格と思っている社長さんは、
世の中にたくさんいると思います。

しかし、
私も、
人命を危険にさらすような失敗は、
したことがありません。

また、
地元出身の超エリートではありません。

社長の仕事は、
難しいなと再認識した次第です

以下のサイトで、
中島社長が、
社員に宛てた遺書の全文を読むことができます。

JR北海道 中島社長が社員に残した遺書全文(レスポンス)

中島社長のご冥福をお祈りします。


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