完成しなかったので、
本日公開です。
当事務所の道路(青山通り、通称246)の反対側にある会社が、
建設業大手の「鹿島(正式名称は、鹿島建設株式会社)」。
24日(月)は、
ニュース系サイトで、
鹿島が東京国税局の税務調査を受け、
追加の税金を課されたニュースが報道されていました。
この読売新聞の記事によると、
鹿島が、
2010年3月期までの3会計期間について、
東京国税局の税務調査を受け、
約19億円所得が増え、
過少申告加算税と重加算税を含め、
追徴税額約6億円を支払ったそうです。
なお、
重加算税の対象となったのは、
2006年に受注したアルジェリアの高速道路建設工事で、
業務委託費として海外のコンサルタントに支払われていた経費が、
東京国税局で調査では、
業務の実態を確認できなかったので、
現地対策費など経費に算入できない交際費と認定したそうだ。
これは、
建設業界に良くある話で、
税務署も比較的発見が容易だったのではと推定できます。
さて、
この申告漏れの記事の読み方は、
2通りあると思います。
1・追徴税額6億円は、重加算税も支払っているし、会社にとって辛い結果だ!
鹿島が、
2010年3月期までの3会計期間について、
東京国税局の税務調査を受け、
約19億円所得が増え、
過少申告加算税と重加算税を含め、
追徴税額約6億円を支払ったそうです。
なお、
重加算税の対象となったのは、
2006年に受注したアルジェリアの高速道路建設工事で、
業務委託費として海外のコンサルタントに支払われていた経費が、
東京国税局で調査では、
業務の実態を確認できなかったので、
現地対策費など経費に算入できない交際費と認定したそうだ。
これは、
建設業界に良くある話で、
税務署も比較的発見が容易だったのではと推定できます。
さて、
この申告漏れの記事の読み方は、
2通りあると思います。
1・追徴税額6億円は、重加算税も支払っているし、会社にとって辛い結果だ!
2・3期分の税務調査で、追徴税額が6億円とは少額で良かった!
個人的には、
「2」です。
ちなみに、
鹿島の平成23年3月期の決算短信を見てみると、
当期純利益は、
25,844百万円、
平成24年3月期の予想当期純利益も、
17,000百万円あります。
追徴税額6億円は、
軽傷のように見えます。
もっとも、
平成23年3月期の売上高は、
1,325,679百万円ありますが、
売上高営業利益率は、
なんと1.3%。
鹿島は、
仕事の規模は大きいですが、
儲からない仕事をしています。
当事務所の窓から見える本社ビルは、
立派ですが、
大変なんですね。
ちなみに、
本社ビルの脇には、
賃貸ビルを建築中で、
本社ビルより高層です。
本業の建設業ではなく、
不動産業での収益を強化しようという戦略のようです。
なお、
決算短信の22ページは、
賃貸オフィスビルや賃貸商業施設による賃貸損益が、
7,349百万円あると書いてあります。
この賃貸損益を営業利益と読みかえれば、
平成23年3月期の営業利益が、
17,272百万円なので、
賃貸関係の利益が全体の42%を占めていることになります。
本社ビルよりも、
賃貸ビルが高層なのは、
当然なのかもしれません。
当事務所としては、
賃貸ビルにどんなレストランが入居するかが楽しみで、
ランチやディナーが充実するとうれしいなぁと思っています。