2011年10月18日

鹿島の申告漏れの記事の読み方

昨日書いたブログですが、
完成しなかったので、
本日公開です

当事務所の道路(青山通り、通称246)の反対側にある会社が、
建設業大手の「鹿島(正式名称は、鹿島建設株式会社)」。

24日(月)は、
ニュース系サイトで、
鹿島が東京国税局の税務調査を受け、
追加の税金を課されたニュースが報道されていました。

鹿島、5億円を仮装隠蔽行為認定…東京国税局(読売新聞)

この読売新聞の記事によると、
鹿島が、
2010年3月期までの3会計期間について、
東京国税局の税務調査を受け、
約19億円所得が増え、
過少申告加算税と重加算税を含め、
追徴税額約6億円を支払ったそうです

なお、
重加算税の対象となったのは、
2006年に受注したアルジェリアの高速道路建設工事で、
業務委託費として海外のコンサルタントに支払われていた経費が、
東京国税局で調査では、
業務の実態を確認できなかったので、
現地対策費など経費に算入できない交際費と認定したそうだ。

これは、
建設業界に良くある話で、
税務署も比較的発見が容易だったのではと推定できます

さて、
この申告漏れの記事の読み方は、
2通りあると思います。

1・追徴税額6億円は、重加算税も支払っているし、会社にとって辛い結果だ!

2・3期分の税務調査で、追徴税額が6億円とは少額で良かった!

個人的には、
「2」です

ちなみに、
鹿島の平成23年3月期の決算短信を見てみると、
当期純利益は、
25,844百万円、
平成24年3月期の予想当期純利益も、
17,000百万円あります。

追徴税額6億円は、
軽傷のように見えます

もっとも、
平成23年3月期の売上高は、
1,325,679百万円ありますが、
売上高営業利益率は、
なんと1.3%

鹿島は、
仕事の規模は大きいですが、
儲からない仕事をしています

当事務所の窓から見える本社ビルは、
立派ですが、
大変なんですね。

ちなみに、
本社ビルの脇には、
賃貸ビルを建築中で、
本社ビルより高層です

本業の建設業ではなく、
不動産業での収益を強化しようという戦略のようです

なお、
決算短信の22ページは、
賃貸オフィスビルや賃貸商業施設による賃貸損益が、
7,349百万円あると書いてあります。

この賃貸損益を営業利益と読みかえれば、
平成23年3月期の営業利益が、
17,272百万円なので、
賃貸関係の利益が全体の42%を占めていることになります

本社ビルよりも、
賃貸ビルが高層なのは、
当然なのかもしれません

当事務所としては、
賃貸ビルにどんなレストランが入居するかが楽しみで、
ランチやディナーが充実するとうれしいなぁと思っています


 


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