株式公開を申請しました。
この記事によると、
最大で50億ドル(約3,800億円)の調達を見込み、
時価総額は最大1,000億ドル(約7兆6,000億円)だそうです。
時価総額を日本企業と比べると、
1位のトヨタ自動車(約9兆6,000億円)に迫り、
2位のNTTドコモ(約5兆9,000億円)を上回るそうです。
すごいですね。
もっとも、
日本の大手メディアは、
Facebookの上場申請を、
大きく扱っていません。
日本の大手メディアは、
Facebookを「敵」とみなしていて、
意図的にFacebookの上場の記事の扱いを小さくしていると考えるのは、
深読みしすぎでしょうか。。。
一方、
海外のメディアは、
大騒ぎをしています。
時価総額は最大1,000億ドル(約7兆6,000億円)だそうです。
時価総額を日本企業と比べると、
1位のトヨタ自動車(約9兆6,000億円)に迫り、
2位のNTTドコモ(約5兆9,000億円)を上回るそうです。
すごいですね。
もっとも、
日本の大手メディアは、
Facebookの上場申請を、
大きく扱っていません。
日本の大手メディアは、
Facebookを「敵」とみなしていて、
意図的にFacebookの上場の記事の扱いを小さくしていると考えるのは、
深読みしすぎでしょうか。。。
一方、
海外のメディアは、
大騒ぎをしています。
まず、
今回のFacebookの株式上場のポイントを知りたければ、
これがお勧めです。
The most interesting data points in Facebook’s IPO(Reuters)
そして、
ロイターのサイトには、
この 今回のFacebookの株式上場のポイント を記載した記事の出典元で、
今回のIPOで、
Facebookがアメリカの証券取引委員会に提出した書類の全文が、
掲載されています。
そして、
この書類の158ページから連結の決算書が表示されているので、
見てみました。
ちなみに、
Facebookは、
12月決算会社なので、
2011年12月31日時点での数字で、
非常に新しい情報です。
まず、
連結損益計算書は、
3期分(2009年12月期・2010年12月期・2011年12月期)掲載されています。
売上高は、
777百万ドル=>1,974百万ドル=>3,711百万ドルへ増加。
売上高増加率は、
154.1%=>88.0%と驚異的です。
一方、
営業利益は、
262百万ドル=>1,032百万ドル=>1,756百万ドルへ増加。
営業利益増加率は、
293.9%=>70.2%と驚異的です。
これらの情報より、
売上高営業利益率を計算すると、
以下となります。
33.7%=>52.3%=>47.3%
非常に効率良く儲けています。
しかし、
自己資本当期純利益率(ROE)を計算してみると、
悪くはないですが、
それほど良いというわけではありませんでした。
2010年12月期と2011年12月期の 自己資本当期純利益率(ROE) を計算してみると、
以下となります。
10.5%=>13.2%
原因は、
資産及び純資産が過大のようです。
売上高は、
上記にも書いたように、
777百万ドル=>1,974百万ドル=>3,711百万ドルへと増加していますが、
資産も、
2,990百万ドル=>6,331百万ドル=>6,660百万ドルへと増加しています。
現状の数字だけを見ると、
売上高と資産のバランスは良くなくて、
資産の金額に比較して、
売上高の金額が、
少し小さいので、
資産を効率的に利用して、
売上高を計上することは、
実現できていないようです。
ちなみに、
2011年12月期の資産6,660百万円の中身は、
1,512百万ドルが現金預金、
2,396百万ドルが換金が容易な有価証券、
そして、
1,475百万ドルが建物などの有形固定資産です。
今回の株式の上場で、
さらに、
5,000百万ドルの資金調達をするということなので、
この巨額の資金を利用して、
他社の買収をさらに進めることが容易に想像できます。
また、
計算をしても意味はないのですが、
安全性の指標である自己資本比率は、
72.3%=>77.4%=>78.5%
また、
キャッシュ・フロー計算書を見ると、
3会計期間ともに、
営業活動によるキャッシュ・フローは、
黒字です。
したがって、
この自己資本比率と営業活動によるキャッシュ・フローを見ると、
倒産の危険性は、
0%です。
また、
財務活動によるキャッシュ・フローの区分を見ると、
過去の3会計期間においても、
資金調達をしていて、
転換社債や株式の発行などで、
200百万ドル=>500百万ドル=>998百万ドル
の資金調達をしています。
この数字を見ると、
今回の株式の上場によって調達する資金の 5,000百万ドルの大きさがわかります。
さて、
Facebookの株主ではなく、
利用者である私は、
今回の株式の上場で得た資金を利用して、
Facebookが、
さらに使いやすく、
楽しくなると嬉しいです。