本日は、
お客様の会社の税務調査の第1日目です。
今回no
税務調査は、
税務署職員2名で、
3日間の予定です。
この会社の前回の税務調査は、
3年前なので、
会社としては、
実施が予想されていた税務調査ということになります。
10時に税務署職員2名が登場。
1名が、
50歳代のベテランで、
もう1人が、
30歳代の気力と体力が充実した若手です。
税務調査の手法は、
属人的な部分があります。
したがって、
今回のように、
ベテランと若手のコンビで税務調査を実施すると、
若手は、
ベテランの職人技を、
OJTで学べるので、
税務署側としては、
最高の組み合わせと言えます。
本日は、
若手が、
売上と原価・経費が同一の会計期間に計上されているかをチェックし、
ベテランが、
経費全般をチェックです。
ベテランは、
手際良く、
数多くの領収書を見て、
チェックします。
その手際の良さは、
長年、
現場で鍛えた職人芸という感じで、
「すごいな(手強いな)」と、
素直に思いました。
本日の論点は、
書いて問題のない範囲で書くと、
「それって、
多すぎませんか?」ということでした。
もう少し具体的に言えば、
税務署が適正と判断する金額よりも、
費用の金額が大きく計上されているので、
結果的に、
費用が過大に計上され、
利益が圧縮されているのではないかというのが、
税務署の主張です。
もちろん、
会社としては、
合理的な理由があって、
こんな金額になっているので、
費用の金額を大きくして、
利益の圧縮をしているということはないという反論になります。
したがって、
私の仕事は、
会社が計上している金額は、
確かに、
税務署が適正と判断する金額よりも、
大きいけど、
理由があってこの金額になっているのだから、
それを、
税務署に納得してもらうということになります。
もちろん、
税務署も簡単には納得してくれなくて、
本日は、
議論が平行線のまま、
16時30分ぐらいに第1日目の税務調査が終了です。
なんとなくですが、
個人の勘として、
この会社の税務調査は、
決着までに、
長期化する予感がします。。。