2012年05月27日

大規模リストラをするルネサスの決算短信を読む

お天気が良い日曜日、
みなさん、
素敵な時間を過ごしていますか?

私は、
時間の使い方が良くないようで、
やらなくてはいけない仕事があります。

でも、
お天気が良いので、
早く終わらせて、
ゴルフの練習にも、
行きたいです。

もっとも、
仕事の前に、
更新頻度が下がっているブログを書いてしまいます。

半導体大手ルネサスエレクトロニクスが、
大規模なリストラを実施するようです。

ルネサス再建案は1万2000人以上削減、大規模リストラ断行へ(ロイター)

この記事によると、
削減を予定している12,000人というのは、
全従業員の3割近い人数だそうです。

このルネサスエレクトロニクス社は、
2003年4月に日立と三菱電機がシステムLSI事業を統合させて生まれたルネサステクノロジと、
2002年11月にNECが分社化したNECエレクトロニクスが、
2010年4月に経営統合して発足した会社だそうです。

日本の大企業が集結して運営している会社ですが、
世界では通用しなかったということになります。

別の見方をすれば、
経営上の決断をする際に、
親会社3社に根回しして、
了解を得て、
月1回の取締役会で決定なんてことをしていたら、
世界で勝てないことは、
当然です。

さて、
平成24年3月期のルネサスエレクトロニクス社の決算短信を見てみましょう。

売上高は、
8,831億円で、
前期比22.4%の減少。

営業利益は、
567億円の赤字です。

したがって、
営業活動によるキャッシュ・フローは、
969億円の赤字ですが、
なんと投資活動によるキャッシュ・フローは、
550億円の赤字です。

受注するためには、
投資が必要だけど、
受注したら、
儲からないという悲惨な状態です。。。

自己資本比率は、
25.4%あるし、
現金及び現金同等物も、
1,319億円あるので、
すぐに倒産することはないと思いますが、
大規模なリストラが必要なことは、
明白です。

会社も、
人間の人生と同じで、
悪い方向に進みだすと、
さらに、
悪いことが起きたりします。

ルネサスエレクトロニクス社も、
平成23年3月期と平成24年3月期に、
東日本大震災による損害として、
それぞれ、
495億円と1,276億円の損失を計上しています。
(連結損益計算書の特別損失「災害による損失」)。

また、
細かい点ですが、
在庫が、
284億円(約23%)増えているのも、
嫌な感じです。

さきほどのロイターの記事によると、
今回のリストラ費用などに必要な資金は、
1,000億円以上で、
親会社3社に対して、
増資をして、
資金調達をしようということのようです。

しかし、
2010年4月に、
経営統合して発足した際にも、
日立、三菱電機、NECの3社は、
約1,200億円の増資を引き受けたということなので、
増資を成功させるためには、
人員削減の人数を増やすなど、
さらに厳しいリストラ策を提示することが必要だと思います。





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