2013年11月13日

相続税の税務調査は、こんな感じで実施されます

本日、
当事務所が担当した相続税の税務調査がありました

相続税の調査は、
頻繁に実施されるというわけではないので、
どんな感じで実施されるのか、
書ける範囲で、
ご紹介をします

1・相続税の税務調査が実施される時期と割合
相続税の税務調査は、
申告してから、
1-2年後の秋から冬までの間に実施されるのが、
一般的です。

ただし、
相続税の税務調査が実施されるのは、
提出した相続税の申告書の5%前後ぐらいなので、
相続税の申告の場合、
税務調査が実施されない場合が圧倒的に多いということになります

2・相続税の税務調査の目的
相続税の税務調査の目的は、
以下の2つです

(1)
亡くなった人の名義の財産が、
すべて申告されているか?

(2)
亡くなった人の名義の財産ではないが、
実質的に、
亡くなった人の財産と認められる財産で、
申告するべき財産はないか?

3・税務調査の日程の調整
法人税の調査の場合と同様に、
相続税の税務調査も、
事前に税務署から、
納税者が委任している会計事務所に電話があり、
相談の上、
税務調査の日程が確定します。

そこで、
税務調査の当日までに、
相続人と申告を担当した会計事務所は、
税務調査当日における対応について、
確認のための会議をするのが、
一般的です

4・税務調査の当日の朝
税務調査は、
通常は、
相続人である配偶者やお子様の家で行われます

調査開始時間は、
10時からです

通常は、
税務署職員2名が、
10時に相続人である配偶者やお子様の家に来ます。

5・税務調査の当日の午前
午前中は、
主に、
税務署職員が、
相続人である配偶者やお子様に、
概括的な質問をします。

具体的には、
お亡くなりになった人や、
相続人が、
どこで生まれて、
何をしてきたかということを質問します。

注意するべきは、
すべての質問には、
税務署が知りたいことの意図があるということです。

具体的には、
税務署職員は、
お亡くなりになった人の趣味を聞きます。

これは、
「絵やワインが趣味でした」という回答であれば、
高価な絵やワインがあるのではないかという疑念につながります

また、
お亡くなりになった人は、
海外旅行に行っていたかなんてことも質問をします

これは、
海外に財産を隠しているのではないかという疑念を持っているからです。

午前中の税務調査は、
12時前に終了して、
1時間の休憩の後、
13時から再開です。

6・税務調査当日の午後
午後は、
主に、
個別的な事項を調べます。

具体的には、
以下が良く実施されます

(1)家の中を見る
(2)通帳や印鑑を見る
(3)個別的な事項について質問をする

税務署職員は、
税務調査までに、
取引のある金融機関など、
いろいろと調べてくるので、
その過程で、
疑念を持った個別的な事項を調べます。

したがって、
午前中は、
漠然としていた調査内容が、
午後は、
具体的になるというわけです

午後の税務調査は、
15時ぐらいか、
遅くとも16時ぐらいまでに終了です。

終了する前に、
税務署と会計事務所、相続人で、 
調べて回答を要する事項を確認をします

7・税務調査の翌日以降
税務署に回答を要する事項を回答したり、
追加の質問に対する回答をしたりして、
早ければ、
税務調査に着手してから2か月後ぐらいには、
修正するべき内容について、
税務署と合意ができ、
申告書を提出し、
追加の税金を支払って、
終了ということになります

しかし、
税務署の指摘に対して納得ができなかったりすると、
税務署といろいろな交渉が数か月続くということになります

8・本日実施された税務調査
本日実施された相続税の調査は、
税務署は、
来年の1月に終了を目指しているようですが、
回答に時間を要する事項があるので、
来年の2月までに終了すれば良いのではないかと、
私個人は思っています

本日、
ご協力していただいた相続人の皆様には、
感謝です

ただし、
終了するまでもう少しの時間と説明が必要なので、
引き続き、
よろしくお願いします


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