2015年08月05日

特別国税調査官による税務調査第1日

毎日、
暑い日が続きますが、
皆さま、
お元気でしょうか。

先週、
あるお客様の会社で、
東京国税局の税務調査が開始となりました。

本日は、
別の会社のお客様の会社で、
税務署による税務調査が開始となりました

そこで、
私と当事務所スタッフ1名が、
お客様の会社にお伺いして、
税務調査に立ち会いました

今回の税務調査は、
税務署職員1名で、
本日から3日間の予定です。

ただし、
この税務署職員は、
「特別国税調査官」。
通称「特管(とっかん)」です

特別国税調査官は、
主に、
大型の案件や複雑な案件を扱う現場のプロです。

特別国税調査官が来る場合には、
私も、
「どんな人が来るのかな?」と、
ちょっと不安です

もっとも、
この会社は、
前回の税務調査より、
3会計期間が経過しているので、
会社としても、
当事務所としても、
実施が予想されていた税務調査ということになります

10時前に税務署職員(特別国税調査官)1名が登場
50歳前後のベテラン職員です

午前中は、
会社の概況を、
会社側から聴取。

概況とは、
どんな事業をしているのかとか、
従業員は何人いるのかなどです。

税務署職員は、
この会社の概況を聞きながら、
申告書や決算書を見て、
関心を持ったことについて確認するだけでなく、
新たな問題点等を発見することも、
目的としています

したがって、
話す内容は、
税務署職員が、
余計な興味を持たないように
注意が必要です

午後は、
個別具体的な項目の調査です。

書いて問題のない範囲で個別具体的な項目を記載すると、
以下となります

1・
臨時的に生じたことに関して、
文書(契約書)などで確認。

2・
売上高と売上原価が同一の会計期間に計上されているかを確認。

3・
福利厚生費、接待交際費の内容。

4・
個人の外注先の確認。

4については、
税務署職員が、
税務署に戻って、
個人の外注先が、
確定申告をしているかを調べます

本日は、
16時過ぎに、
第1日目の税務調査が終了

本日の調査内容は、
予想された事項についての調査でした

しかし、
説明の過程で、
すぐに回答ができない点がいくつかあり、
明日に回答するということにしました。

税務署職員が、
お帰りになった後に、
会社の人と会議をして、
明日に回答する事項について、
検討した後に、
私と当事務所スタッフは、
お客様の会社を失礼しました

さて、
明日は、
税務調査の第2日。

予想していない事項について、
税務調査が実施されることもあるので、
気を抜かないで、
明日の第2日目も、
税務調査の立ち合いを実施します

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